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マイナポイント第2弾でどの決済サービスを選べばいい? 主要サービスの還元特典まとめ

» 2022年07月28日 12時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 マイナンバーカードの普及を目指した「マイナポイント事業」の第2弾が6月30日に始まった。

 マイナポイント事業は、マイナンバーカードの普及や活用を促進すると共に、消費を活性化させるために、コード決済や電子マネーなどのキャッシュレス決済サービスで利用できる「マイナポイント」を付与するというもの。

 第2弾では対象のキャッシュレス決済を選び、手続きすると合計最大2万円分(既に「マイナンバーカードの新規取得などで最大5000円分」を申込済の場合は最大1万5000円分)がもらえる。期間は2022年1月1日から2023年2月28日まで。

mynapoint マイナンバーカード マイナポイント 第2弾の対象者、付与されるポイント数、申込期間

 これまで実際に申し込んでみたレポートと、それに必要なものはお伝えした。この記事では主要な決済サービス各社による還元内容と、プラスαで還元特典があるかどうかをまとめた。

プラスαで還元特典があるサービス

WAON、抽選で1000人に最大1万5000ポイント付与

  • 独自還元特典内容:抽選で1000人に1万5000ポイント、1万人に1500ポイントを付与
  • 付与方法:WAON POINT
  • 対象者:マイナポイント事業の健康保険証としての利用または公金受取口座の登録に申し込み、WAON(WAON付帯のカード含む)で5000円以上利用したユーザー
  • 備考:健康保険証と公金口座を登録した場合の応募口数2口で、iAEONで同じWAON番号を登録するとさらに1口を加えた最大3口で応募できる
  • ポイント受け取り開始日:10月28日
  • 実施期間:6月30日から8月31日まで
  • マイナポイント:最大2万ポイント
  • マイナポイント付与の条件:チャージ/健康保険証としての利用申込み/公金受取口座の登録
mynapoint マイナンバーカード マイナポイント WAONの登録でさらにチャンス!マイナポイントキャンペーン

Suica、抽選で毎月1000人に1万ポイント付与

  • 独自還元特典内容:抽選で毎月1000人に1万ポイントを付与する
  • 付与方法:JRE POINT
  • 対象者:マイナポイントで「健康保険証としての利用申込み」または「公金受取口座の登録」に対するポイント付与をSuicaで申し込み、ポイントを付与されたユーザー
  • 備考:JRE POINTと「えきねっと」「JRE MALL」「LINEマイカード」の連携すると当選確率が5倍に
  • ポイント付与のタイミング:翌月中旬
  • 実施期間:6月30日からマイナポイント第2弾の終了時まで
  • マイナポイント:最大2万ポイント
  • マイナポイント付与の条件:チャージ/健康保険証としての利用申込み/公金受取口座の登録
mynapoint マイナンバーカード マイナポイント 抽選で毎月1000人に1万ポイントを付与する

au PAYとau PAYカード、抽選で10万人に総額1億円分(1人1000円分)を進呈

  • 独自還元特典内容:抽選で10万人に総額1億円分(1人1000円分)を進呈
  • 付与方法:au PAY残高
  • 対象者:マイナポイント受取先に「au PAY」または「au PAY カード」を選択して申し込んだユーザー
  • 備考:「マイナンバーカードの新規取得などで最大5000円分」だけは抽選の対象外
  • ポイント付与のタイミング:11月30日頃を予定
  • 実施期間:6月30日から9月30日まで

 また、KDDI、auフィナンシャルサービス、沖縄セルラー電話は、同期間、auじぶん銀行では条件を満たしたユーザーを対象に、抽選で1000Pontaポイントをプレゼントする「公金受取開始記念キャンペーン」を実施。au PAYとauじぶん銀行口座を連携し、auじぶん銀行へのau ID登録とキャンペーンにエントリーが必要だ。付与は10月下旬頃に行われる。

  • マイナポイント:最大2万ポイント
  • マイナポイント付与の条件:チャージ/健康保険証としての利用申込み/公金受取口座の登録
mynapoint マイナンバーカード マイナポイント 総額1億円分が当たるキャンペーン

プラスαで還元特典がないサービス

PayPay、最大2万ポイントを還元

 PayPayは、総務省のポイント還元施策「マイナポイント第2弾」へ参加。6月30日から「健康保険証としての利用申込み」「公金受取口座の登録」を行ったユーザーへPayPayポイントを付与する。

 マイナポイント第1弾に申し込んでおらず、マイナンバーカードを新規に取得たユーザーが「マイナポイント」の申し込みへPayPayを選択すると、PayPay残高にチャージまたはPayPay残高を利用した際に金額の25%(最大5000ポイント)のPayPayポイントを付与。さらに健康保険証としての利用登録を行ったユーザーへに7500ポイント、公金受取口座の登録を行ったユーザーへ7500ポイントを付与する。

mynapoint マイナンバーカード マイナポイント PayPayがマイナポイント第2弾へ参加

d払い/dカード、最大2万ポイントをプレゼント

 NTTドコモは、総務省が実施する「マイナポイント第2弾」の決済事業者として「マイナポイント第2弾 d払いでdポイント最大20,000ポイントもらえる!」を実施する。申込期間は6月30日から2023年2月28日まで。

 本キャンペーンではマイナンバーカードを取得し、健康保険証としての利用申込と公金受取口座の登録で各7500ポイント、合計1万5000ポイントを進呈。マイナポイントへの申し込みに「d払い」または「dカード」を登録し、2万円分のチャージまたは買い物でもらえる5000ポイントと合わせて最大2万ポイントがもらえる。

mynapoint マイナンバーカード マイナポイント マイナポイント第2弾 d払いでdポイント最大20,000ポイントもらえる!

楽天カードと楽天ペイ、最大2万ポイントをプレゼント

 楽天カードと楽天ペイメントも、マイナポイント第2弾に参加している。マイナポイントの申し込み時に決済サービスとして「楽天カード」または「楽天ペイ(アプリ決済)」を選択すると、「健康保険証としての利用申込」「公金受取口座の登録」でそれぞれ7500円分の楽天ポイントが付与される。

 さらに、以下のいずれかの条件に当てはまる楽天カード/楽天ペイの利用者は、追加で最大5000円分の楽天ポイントがもらえる。

  • マイナンバーを新規取得したユーザー(マイナポイント第1弾に参加していない既存ユーザーを含む)
  • マイナポイント第1弾に参加した際のポイント還元が5000円未満だった場合(第1弾と第2弾の合算で5000円相当になるまで付与)
mynapoint マイナンバーカード マイナポイント 楽天カードと楽天ペイもマイナポイント第2弾に参加

nanaco、最大2万ポイントをプレゼント

 nanacoは、マイナポイントへの申し込み・nanacoへのチャージで最大5000円分、健康保険証としての利用申し込みで7500円分、公金受取口座の登録で7500円分、最大で2万円を付与する。

 マイナポイント第2弾への申し込みはセブン銀行のATMかマイナポイントアプリのどちらかで行える。

 nanacoの場合、マイナポイントは「センターお預り分」として付与される点に注意したい。センターお預り分となっているnanacoポイントは、セブン‐イレブンのレジやセブン銀行ATMなどで「残高確認」「現金でチャージ」を行えば受け取れる。

mynapoint マイナンバーカード マイナポイント nanacoもマイナポイント第2弾に参加

どこがお得か

 ここまでお伝えした通り、マイナポイント(最大2万円分)に加え、独自にポイントを付与するキャンペーンを行っている主要なサービスは、WAON、Suica、au PAYの3つ。中でもWAONは抽選で最大1万5000ポイントを付与するため、2万円分と併せると最大で3万5000ポイントを取得できることになる。

 なお、コード決済ではメルペイ、LINE Pay、みずほ銀行系のJ-Coin Payなど、主要サービス各社が第2弾への参加を見送っている。自分のよく使うサービス、特典を見極めた上で還元特典を受けたい。

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