ワイヤレス給電規格「Qi」の語源は? どんな仕組み?モバイルIT用語辞典

» 2022年07月30日 14時00分 公開
[雪城あさぎITmedia]

 ワイヤレス給電規格「Qi」は、エレコムやAnkerなどのメーカーが対応充電器を販売し、「iPhone 8」以降のiPhoneや「Google Pixel 6」「AQUOS R7」「Xperia 1 IV」などのスマホが対応している。

 この「Qi」の読みは「チー」で、ワイヤレスで給電することから「気功」に由来し、「気」の中国語読みをアルファベットで表記した形だ。

Qi規格 Qiに準拠したワイヤレス給電器

 送電側、受電側に電線を巻いたコイルを設置し、送電側がコイルに電気を通すことで磁力(磁界)を発生させ、受電側のコイルを近づけた際に送電側の磁界を打ち消そうとして発生する電力(誘導起電力)を利用して給電する仕組み。

 規格を策定したWPCの公式ドキュメントにおける2021年1月のバージョン1.3では5V2Aの電力で給電する。Android端末では10W、iPhoneシリーズでは7.5Wの給電が可能で、充電方式は主に以下の3通りの方式が設定されている。

  • 充電器側に複数のコイルを配置し、最も近いコイルから送電する「コイルアレイ方式」
  • コイルの中心部に磁石を配置し、受電側の端末を引き寄せる「マグネット方式」
  • 端末側のコイルを検出し、送電側のコイルを動かして送電する「ムービングコイル方式」

 上記のうち、Ankerではコイルアレイ方式とマグネット方式、エレコムは手動で給電位置を調整する方式を採用している。また2020年11月にトヨタ自動車が発売した車両「クラウン」には、パナソニックが開発したムービングコイル方式の充電器を搭載していた。

Qi規格 Qi規格のまとめ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  3. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  4. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  5. どこでもウユニ塩湖? 3COINSで550円の「スマホ用反射ミラークリップ」を試す (2026年03月12日)
  6. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  7. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  8. 「Galaxy S26」シリーズはどこが安い? 一括価格と2年間の実質負担額を比較、お得なキャリアはココだ (2026年03月11日)
  9. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  10. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年