通信障害が起きたときに利用した代替サービスは? MMDが調査

» 2022年11月18日 15時30分 公開

 MMD研究所は、11月18日に「2022年通信障害に関する意識調査」の結果を発表した。予備調査では15歳〜69歳の男女6424人、本調査では通信障害によって影響を受けたことがあるスマートフォン利用者660人を対象とし、調査期間は10月18日〜10月25日。

 スマートフォンをメイン利用している6020人へ通信障害で影響を受けた経験を聞いたところ「ある」が33.5%、「ない」が50.0%、「わからない」が16.4%。また、通信障害の影響を受けたことがある660人が、スマホがつながらなくなったときに「何かしらの対応をした」が73.5%、「特に何もせず、通信障害が復旧するまで待機した」が26.5%となった。

 何かしらの対応をしたと回答した485人の内容は「自宅のWi-Fiなどでデータ通信した(音声通話・ビデオ電話以外)」が36.7%、「復旧するまでニュースで情報を得ながら待機した」が34.6%、「自宅のWi-Fiなどで音声通話・ビデオ電話の通話アプリを使って通話した」が26.6%となる。

MMD研究所 利用しているスマートフォンの通信が繋がらなくなったときに対応したこと

 通信障害があるリスクを踏まえ検討していること(複数回答)は、「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する」が22.3%、「デュアルSIMやeSIM対応の端末を購入」が21.4%、「最寄りの無料で繋がるWi-Fiスポットの確認」が18.8%。実施したことの上位3つも同様となる。

MMD研究所 通信障害があるリスクを踏まえ検討していること

 スマートフォンをメイン利用しているユーザーへeSIMの利用状況について聞いたところ「全く知らない」が49.9%、「言葉は聞いたことがあるが、内容はよく知らない」が16.1%、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が12.7%となった。ファネル構造でみると「認知」は50.0%、「内容理解」は33.9%、「利用経験」は16.0%となり、年代別はいずれも20代がトップとなる。

MMD研究所 eSIMの認知〜利用状況

 同様にデュアルSIMは「全く知らない」が51.0%、「言葉は聞いたことがあるが、内容はよく知らない」が16.3%、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が16.1%となった。ファネル構造でみると「認知」は49.1%、「内容理解」は32.8%、「利用経験」は11.0%となり、年代別で見るといずれも20代がトップになった。

MMD研究所 デュアルSIMの認知〜利用状況

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