MM総研は、10月13日に「MVNOネットワーク品質調査」の結果を発表した。調査対象は「OCN モバイル ONE」「IIJmio」「mineo」「BIGLOBE モバイル」「NUROモバイル」「イオンモバイル」「donedone」「J:COM MOBILE」の7サービスで、参考比較としてサブブランド「Y!mobile」「UQ mobile」にも同様の調査を行っている。
調査期間は9月21日〜22日の2日間で、計測時間帯は各日とも8時30分前後、12時30分前後、19時30分前後、20時30分前後。計測用のデバイスは「iPhone 8」を使用し、項目として「Web表示」「マップ表示」「動画再生」「データ消費量」「アプリDL」「通信速度」を5段階で評価している。
Webサイトは表示完了まで「10秒未満」を基準値に設定して調査したところ、10事業者(15サービス)中10サービスが基準値をクリア。中でも快適に閲覧できた事業者は、donedone、サブブランドのUQ mobile、Y!mobile。マップ表示は全てのサービスが基準値を超え、ストレスなく利用できた。
動画再生ではYouTubeアプリで4分10秒の動画を再生し、終了時点の時間を計測した。今回調査した全てのサービスで再生遅延や途中停止がなくスムーズに再生でき、15サービス中13のサービスで480p以上の画質を確保できた。
データ消費の調査では4分10秒の動画を3本用意してストリーミング再生し、30秒再生時点で2本目の動画を再生、さらに30秒再生時点で3本目の動画を再生するという計測方法で計測した。その結果、OCN モバイル ONEが最もデータ消費が小さく13.4MBとなった。
アプリダウンロードでは、約180MBのアプリのダウンロード完了までの時間を計測し評価した。基準値をクリアした事業者はドコモ回線がOCN モバイル ONE、IIJmio、mineo、BIGLOBE モバイル、au回線がIIJmio、mineo、BIGLOBE モバイル、J:COM MOBILE、ソフトバンク回線がNUROモバイルで、年々向上している。
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