NTTドコモとSKテレコムは、2月22日にモバイルネットワークの省電力化とその関連技術、6Gの要求条件に関するホワイトペーパーを公開した。
このホワイトペーパーでは、両者の基地局装置の省電力化に改善の余地があることを裏付け、省電力化を実現する候補技術についてハードウェアとソフトウェアの側面など技術的な分析を実施。
合わせて、両社がモバイル通信事業者として重視する技術テーマについて具体的な性能値や実装シナリオに踏み込んだ6Gの要求条件と課題をまとめている。
具体的には周波数特性を考慮した周波数帯ごとの性能要件や実装シナリオの分析と考察、高周波帯での通信におけるカバレッジやデバイス観点での課題提起、6Gアーキテクチャへのマイグレーションやクラウドネイティブ・オープンアーキテクチャの適用に向けた標準化の方向性を提言している。
両社は2022年11月に技術協力の基本合意書を締結し、5G Evolution/6Gに関わる技術協力の検討を進めている。
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