ドコモの場合、ドコモ光を契約すると「ドコモ光セット割」が適用される。対応する光回線はNTT東西と一部CATVだ。割引内容は、同一家族グループ内(離れて暮らす家族も対象)の「ギガホ」「ギガホライト」など通常のプランが一回線ごとに月額で最大1100円割り引かれる。
一方、スマホ料金見直しでより安価な基本オンライン契約・手続き専用の「ahamo」や、ドコモショップで手続き可能で安価な「OCN モバイル ONE」を契約した場合、ドコモ光を契約してもセット割引を受けられない。もし、家族全員がahamoやOCN モバイル ONEに乗り換えた場合は、より安価な光回線への乗り換えも検討しよう。
例えばスマホをOCN モバイル ONEへ移行する場合、光回線サービスは「OCN 光」がお得だ。マンションの2年契約なら月額3960円と安く、さらにOCNモバイル ONEの料金が「OCN光モバイル割」により1回線につき月額220円割り引かれる。ドコモ光のマンション向け2年契約は月額4400円なので、スマホ代の節約に加えて光回線の見直しでさらに月額660円以上の割引を受けられるのは大きい。
ドコモの利用者がスマホ料金の見直しを考えると、ahamoやOCN モバイル ONEへの移行を視野に入れた時点でドコモ光を続ける理由が薄らいでしまう。家族丸ごと移行する場合で、対面契約やサポート、プランの柔軟性を重視するならY!mobileやUQ mobileと対応する光回線へ丸ごと乗り換えてしまうのもいいだろう。
auの場合、auスマートバリューに対応する光回線を契約すると、1回線ごとに月額で最大1100円割り引かれる。なお、現在は離れて暮らす家族でも、au Style/auショップ店頭で手続きをすれば年齢を問わずauスマートバリューによる割引を受けられる。もし、離れて住むauの家族がauスマートバリューの割引を受けられていない場合は、割引手続きをしておこう。
対応する光回線サービスだが、NTT東西の回線だとBIGLOBEひかりや「@nifty光」などいくつかのサービスが対応している。この他、auひかりやJ:COMなど地域CATVサービスの多く」「eo光やコミュファ光、BIBIQ光など電力会社系の光回線」などがセット割引に対応している。
スマホの料金見直しだが、一番スムーズに移行できるのはauのサブブランドの「UQ mobile」だ。というのも、光回線とのセット割引「自宅セット割」を受けられる光回線サービスがauスマートバリューとほぼ同じなので、家族内にauとUQ mobileの利用者が混在していても割引を受けやすいからだ。離れて暮らす家族も、au Style/auショップ/UQスポットの店頭手続きで自宅セット割を受けられる。
料金プランの面でも、通信量3〜30GBのプランまで選択でき、通信量の翌月繰り越しにも対応。通話料のかけ放題系オプションもそろっており、60歳以上なら「通話放題」が月額880円と安い。また、全国のau Style/auショップ/UQスポットで対面手続きを行えるのも魅力だ。1人の契約や家族丸ごと乗り換えるなら他社に乗り換えてもいいが、基本的にはUQ mobileへの乗り換えが第1候補になるだろう。
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