スマホと光回線をまとめて節約しよう 携帯キャリア別オススメの組み合わせはコレだ!(4/4 ページ)

» 2023年03月22日 12時00分 公開
[島徹ITmedia]
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新生活、スマホ料金と光回線の両方を新しい物に切り替えたい

 最後に、1人暮らしなど少人数で光回線とスマホをとにかく安く利用したい場合だ。1人で安さを求める場合は、セット割引を気にせずにスマホの格安プランと、安さ重視で光回線を選んだ方が安くつくことが多い。光電話とも呼ばれる固定電話サービスが不要ならなおさらだ。

 安さを追求するならKDDIの「povo」も検討したい。オンライン契約・手続き専用のプランで、維持費が月額0円。通信量が必要になったらトッピング購入という前払いタイプとなる。トッピングの追加が面倒だが、その分無駄な支払いを抑えられる。スーパーや飲食店で通信量がたまる「ギガ活」をメインに使うこともできる。留守電や現在は海外データ通信利用にも非対応だが、海外用の各社eSIMやレンタルモバイルルーター、現地SIMを契約できる知識のある人なら問題ないだろう。

スマホと同時契約できる光回線 povoは基本料金0円で、必要に応じてトッピングと呼ぶ通信量やサービスを追加するプラン。支払い額を最小限に抑えやすい

 国内・海外で通話や通信をある程度利用するならahamoがいい。基本オンライン契約・手続き専用のプランだが月額2970円で通信量20GB、通話が1回あたり5分まで無料。さらに、海外の対応国でのモバイルデータ通信を追加料金なしで利用できる。なお、通信量の繰り越しと留守電には対応しない。

スマホと同時契約できる光回線 ahamoは通話も通信もそこそこ利用し、海外への渡航も多いアクティブ派に最適だ

 通信量と通信の快適さを重視するなら、通信量が多く繰り越しも可能なUQ mobileも選択肢に入る。光回線とのセット割引の自宅セット割で割引を受けられ、対応する光回線サービスを契約できない場合も、電気料金をauでんきに変えれば割引対象になる。既に光回線サービスを契約済みの場合でも利用しやすい。

スマホと同時契約できる光回線 UQ mobileの「自宅セット割」は光回線以外に、電気料金を「auでんき」に変えた場合も割引を受けられる。光回線は他社やマンション設備の場合も、安価にUQ mobileを利用可能だ

 通話料の安さを重視するならOCN モバイル ONEや「HISモバイル」など、スマホの標準アプリのまま安い通話料や定額通話オプションで利用できるMVNOの格安SIMが便利だ。楽天モバイルも選択肢に入れていいだろう。全国エリアを構築中なのと専用アプリ「Rakuten Link」が必要という欠点はあるが、国内通話を無料で掛けられるのは魅力だ。

スマホと同時契約できる光回線 MVNOの格安SIMは、専用アプリなしに通話料の安いプランが増えている。国内通話料30秒11円と、大手3社やサブブランドの半額だ。仕事で電話通話が多い人にもお勧めだ

 光回線サービスについて、まずは月額料金が安く、ネットや店頭契約で実施されている割引やキャッシュバックの金額が大きいサービスを探そう。2年契約などの条件つきや、固定電話サービスを契約しなければ、集合住宅の場合は月額3000円台、持ち家の場合も月額4000円台で契約できることが多い。これにキャンペーンの割引やキャッシュバックを加えると、最初の2年間は実質価格をかなり抑えられる。

スマホと同時契約できる光回線 春商戦は光回線サービス各社とも、キャンペーンによる割引やキャッシュバックを実施。また、開通に時間がかかる場合はモバイルWi-Fiルーターを貸し出す事業者も

 マンション設備で安価、または無料のインターネット回線があればそれも確認しておきたい。家賃や追加費用割高ではなく、快適に使えるなら利用しない手はない。ただ、1Gbpsの回線を複数戸で共有するなどいくつかの方式があり、快適さは物件によって異なる。あまり快適ではなかった時に備えて、物件契約前にNTT東西をはじめとする他社の光回線のサービスも契約できるのかは確認しておきたい。

 近年はテレワークやモバイルワークが浸透し、自宅中心の生活や、外出先のシェアスペースで仕事をする機会が増えた。自宅中心の生活ならスマホと一緒に光回線サービスも見直し、より安い通信費で生活や仕事のパフォーマンスを上げられるよう工夫しよう。

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