「Twitterのコミュニティは決して真似できない」 X社のヤッカリーノCEOがThreadsを敵視（1/2 ページ）

[金子麟太郎，ITmedia]

　Twitterに迫り来る米Metaの新たなSNS「Threads（スレッズ）」に、X社（Twitterの運営元）が必死の抵抗を見せている。

　X社のリンダ・ヤッカリーノCEOが7月11日（日本時間）、自身のTwitterアカウントでこのようにツイートした。

　「Don’t want to leave you hanging by a thread… but Twitter, you really outdid yourselves! Last week we had our largest usage day since February. There’s only ONE Twitter. You know it. I know it.（スレッドにぶら下がったままにしてほしくない……でもツイッターは本当に良くやったわ！　先週は2月以来最大の利用者数を記録しました。ツイッターは1つしかない。分かりますよね？　私は分かります）」

　内容はTwitterの利用者数がいかに多いかをアピールするもので、「Twitterがオンリーワンの存在である」との考えが表れている。競合サービス「Threads」の名前を出しているわけではないが、「thread」というフレーズを使うことで、暗にThreadsのことをけん制しているようだ。

11日の投稿内容

　ヤッカリーノCEOは6日にもTwitterについてアピールするような内容をツイートしていた。

　「On Twitter, everyone's voice matters.Whether you’re here to watch history unfold, discover REAL-TIME information all over the world, share your opinions, or learn about others -- on Twitter YOU can be real.（Twitterでは全ての人の声が重要です。歴史の展開を見守るため、世界中のリアルタイムの情報を発見するため、自分の意見を共有するため、他の人のことを知るためにここにいるとしても、Twitterではあなたは現実になれるのです）」

　「YOU built the Twitter community.And that's irreplaceable. This is your public square.We're often imitated -- but the Twitter community can never be duplicated.（Twitterのコミュニティを築いたのはあなたです。それはかけがえのないもの。ここ＝Twitterはあなたの広場。われわれ＝Twitterはよく真似をされるが、Twitterのコミュニティは決して真似できない）」

6日の投稿内容