予告のない一時的な利用制限でTwitterは混乱状態にあり、8日にはイーロン・マスク氏がサークル機能(Twitter Circle)の廃止を告知した。マスク氏の細切れな投稿から発覚するTwitterの仕様変更や利用制限はユーザーの反感を買った。
そんな最中にSNSという名のリングに上がってきたのがThreadsだ。Instagramの基盤を活用し、テキストベースでやり取りができる新たなSNSで、InstagramやFacebookなども提供するMetaが運営元となる。
11日時点においてハッシュタグなどは使えないが、1回につき投稿できる文字数が最大500文字であることや、投稿の下に「いいね」「コメント」「再投稿/引用」「シェア」のボタンがある仕様はTwitterによく似ている。
こうした点をヤッカリーノCEOは「真似される」と見ているようだ。Twitterを運営する米XはMetaを提訴しており、XがMetaのマーク・ザッカーバーグCEOに送ったとされる文書が公開されている。「Metaが組織的かつ意図的にXの企業秘密およびその他の知的財産の不正な流用に関与した」とする内容で、XはMetaに対して秘匿性の高いTwitterに関する情報の使用を停止するよう求めている。
一方、Threadsは今後、ハッシュタグなどを実装する予定で、Twitterに近い仕様へと進化を遂げる。そうなれば「パクられた」とするXの主張が通る可能性が大きく、ThreadsのMetaがどのように釈明するのかが焦点となる。
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