iPhone 15シリーズをはじめ、ドコモでも多くの新機種が発売されていますが、円安などの影響で端末価格は上昇傾向です。そこで、今回はドコモのオススメ機種とお得に購入する方法を解説します。できるだけ安く買いたい人は型落ち機種の値下げを狙ったり、オンラインショップ限定の割引キャンペーンを利用しましょう。
ドコモで端末を購入する際、まずはドコモオンラインショップのキャンペーンを確認しましょう。ドコモオンラインショップでは常時、以下のような端末割引キャンペーンを実施しています。
5G WELCOME割は、新規契約やMNPで端末価格が最大2万2000円割引になるキャンペーンです。5G WELCOME割は店舗でも実施しており、対象端末や割引額は店舗とオンラインショップで異なるので注意が必要です。発売直後は対象外の機種でもしばらくすると対象になる場合が多いので、欲しい端末が対象外の場合は少し待つのもよいかもしれません。なお、機種変更で割引になる機種もありますが、数はあまり多くありません。
筆者がさらにオススメなのが「オンラインショップおトク割」と「オンラインショップ限定 機種購入割引」です。この2つのキャンペーンはオンラインショップ限定で、新規契約やMNPはもちろん、機種変更や白ロム購入(端末のみ購入)でも割引されます。記事執筆時点では以下の機種が対象です。
どちらも割引額が高い上に「5G WELCOME割」とも併用できるので、新規契約やMNPの人はさらに安く購入できます。機種変更や端末のみ購入も対象なので、既にドコモを契約中の人はこの中から選ぶのもいいでしょう。なお、この2つのキャンペーンは名称が異なるものの、条件等は同じなので同一キャンペーンと考えて構いません。
ただし、割引額が高く人気のため、対象になるとすぐに在庫切れになる機種も多いです。9月29日時点でもXperia 1 III SO-51B、Galaxy A53 5G SC-53C、AQUOS sense6 SH-54Bが在庫切れで、在庫ありと書いた機種も在庫がないカラーや容量もあります。再び入荷することもあるようですが、基本的には対象になった直後を狙いましょう。
それでは、上記の割引などを踏まえて、ドコモのオススメ端末を解説します。
筆者が最もオススメしたいのはXperia 10 IV SO-52Cです。前章で解説した「5G WELCOME割」と「オンラインショップ限定 機種購入割引」が併用でき、最安3万1152円で購入できます。また、「いつでもカエドキプログラム」を利用して23カ月目に本体を返却すれば、最安で実質8712円で2年間使えます。
Xperia 10 IVは2022年7月発売の機種ですが、3Dゲームをする人やカメラに強くこだわる人でなければ今でも性能は十分でしょう。防水・防塵(じん)やおサイフケータイにも対応し、バッテリーは5000mAhと大容量ながら161gと軽いのも特徴です。
同シリーズの後継機「Xperia 10 V SO-52D」も発売されましたが、性能はそれほど変わりません。端末の頭脳となるプロセッサはどちらもSnapdragon 695 5Gで、メインメモリも6GBです。カメラの画素数やスピーカーは進化したものの、違いを感じるほどの差ではないでしょう。これから買って長く使うにも十分な性能で、この価格なら非常にオススメです。
ほとんどの人はXperia 10 IVで十分だと思いますが、カメラにこだわる人やゲームをする人はGoogle Pixel 7aも検討しましょう。Xperia 10 IVより価格は高いものの、性能の割に価格は安いです。
ドコモにおける通常価格は7万5350円で、新規契約またはMNPでGoogle Pixel 7aを購入すれば「5G WELCOME割」により最大2万2000円が割引されます(オンラインショップで新規契約時はdポイント2万ポイント進呈)。いつでもカエドキプログラムを利用して23カ月目に本体を返却すれば4万5650円の支払いが免除され、実質7700円で購入できます。Google Pixel 7aはオンラインショップ限定の割引はないものの、いつでもカエドキプログラムの免除額が大きいので、お得に買いたい人はプログラムを利用しましょう。
ドコモでのGoogle Pixelの発売はPixel 3シリーズ以来で、Pixelシリーズで初めてドコモの主要な5Gバンドであるn79に対応しました。aシリーズではこれまで非対応だったワイヤレス充電にも対応しています。もちろん画面内指紋認証、顔認証やおサイフケータイ、IP67の防水、防塵にも対応しており、目立った欠点はありません。Xperia 10 IVよりプロセッサもカメラも高性能なので、Xperia 10 IVで物足りない人はこちらを選びましょう。
電話、メール、LINEや簡単なアプリ使用がメインで、それほどスマホを使わない人は価格の安いエントリーモデルの機種を選びましょう。候補となるのは「AQUOS wish3」「Galaxy A23 5G」「Xperia Ace III」などですが、正直、性能の差はほとんどないのでどれを選んでもよいでしょう。
価格面では、新規契約かMNPならXperia Ace IIIがオススメです。Xperia Ace IIIの通常価格は3万4408円ですが、店舗では「5G WELCOME割」により2万2000円が割引され、1万2408円で購入できます。なお、オンラインショップでは割引はないので注意してください。
ただし、機種変更はどの機種も割引がありません。「いつでもカエドキプログラム」を利用する方法もありますが、エントリーモデルの機種は2年以上使う人も多いでしょうし、もともと低価格の機種はプログラムを利用してもそれほどお得になりません。
ドコモユーザーである筆者の両親も先日機種変更しましたが、その際は中古でAQUOS wish2 SH-51Cを買い、自分でSIMを差し替えました。AQUOS wish2は後継機「AQUOS wish3」よりもプロセッサの性能が高く、中古スマホ店では未使用品が1万円ちょっとで購入できます。自分でSIMを差し替えて機種変更するのは少々難易度が高いかもしれませんが、お得に機種変更したい人はぜひチャレンジしましょう。
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