見た目は「Pixel 6a」を受け継いだ「Pixel 7a」。「Pixel」シリーズの普及型モデルだ。ちょっと重くなったとかあるけど見た感じはそっくり……というほどでもないか。Pixel 7aの方がカメラ部の帯の位置が少し下がってて見た目のバランスがいい。もちろん基本デザインテイストは「Pixel 7」と同じだ。
まあ、ケースに入れるとより似た感じになる。でもカメラユニットはかなり進化しており、超広角・広角のデュアルカメラ仕様ながら、どっちも新しいセンサー&レンズなのだ。
構成はシンプルなので最初にそこから。
まずは超広角カメラからPixel 6aと比べながらチェックしたい。Pixel 6aは1200万画素のセンサーで35mm換算で16mm相当の画角。それがPixel 7aでは1300万画素のセンサーに変わり、さらに35mm判換算で14mm相当と映る範囲がひとまわり広くなってより超広角になった。ついでにこっちにもAFが付いた。
それに伴い、カメラアプリの表記も0.6x→0.5xと変わっている。
続いて広角カメラ。Pixel 6aは1220万画素で絞り値はF1.7。画角は35mm判換算で約27mm相当。
Pixel 7aは6400万画素のOcta PD Quad Bayerセンサーで絞り値は約F1.9。レンズはちょっと暗くなったが、センサーサイズが1/2.55型から1/1.73型へ上がっているので全体の性能は高い。でもって、画角は35mm判換算で約25mm相当。ちょっと広角になり、現在ハイエンドスマートフォンで採用されているメインカメラの画角とほぼ同じになった。
ちなみに、「Pixel 7 Pro」の広角カメラは5000万画素なので7aはそれより多いのだ。
6400万画素といってもクアッドベイヤー……つまり4つの画素を1つにまとめて処理するので実質は1600万画素だ。
実際に記録される画素数は、Pixel 6aが「4032×3024」ピクセルなのに対し、Pixel 7aは「4624×3472」ピクセル。計算すると、約1218万画素と約1605万画素となる。約1300万画素の超広角カメラも約1605万画素で記録するので、実質、1200万画素機から1600万画素機に上がったと思ってよかろう。
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