ではいろいろと撮ってみよう。
まずは人から。実はこれ、逆光気味だったのでそれでも顔がきれいに写るか、顔を明るく撮ろうとして背景は白トビしないかのチェックで撮ったのだけど、見事な結果なのだった。HDRの仕事っぷりもよし。
ピントも童像の後ろ頭じゃなくて顔に合っているし。
同じ場所でポートレートモード。ポートレートモードにすると自動的に望遠になる(でも画面表記は1xのままなのでちょっとややこしい)のは従来通りだ。
従来同様、ポートレートモードとインカメラ撮影時は「顔写真加工」(確かにその通りなんだけど、身もふたもない言い方……)を設定できる。設定はオフと弱とスムーズ。
人を撮るときは、2xにするといい。デジタルズームだけど元の画素数がぐんと増えているので画質の劣化はないと思っていいくらい。2xの方が形もきれいに出る。
自撮り用のインカメラはPixel 6aの800万画素から1200万画素にアップし、さらにちょっと広角になっている。
お次は風景編。いつものガスタンクから。0.5x→1x→2x→8xと連続してどうぞ。8xは最高倍率だ。
さすがに8xにもなると一昔前のAIが生成したような微妙な感じだけど、2xは素晴らしい。
一番差が出やすそうなとこということで、2xでPixel 6aと7aを比べてみた。画素数が増えたことでデジタルズーム時の解像感が上がっているのが分かると思う。
なお、超細かいことだけど、1つ注意。0.5xから1xにすると、当然超広角カメラから広角カメラに切り替わる。このとき「画面」が切り替わってから、実際にカメラが切り替わるまでにちょっとタイムラグがあるのだ。
普段は0.1〜0.2秒程度なので気にしなくていいが、0.5xで撮影した直後に1xに切り替えると、バックグラウンドで画像処理が入るせいか、画面表示が1xになっても実際にカメラが切り替わるのに1〜2秒かかるのだ。これは長い。
カメラが切り替わるまでは「超広角カメラをデジタルズームした画」が表示されているので、使う人は気にしなくていい……のだが、カメラが切り替わる前に撮影しちゃうと、超広角カメラのデジタルズーム画像で撮れちゃうのだ。
ガスタンク作例はいつも倍率を切替えながらサクサクと撮るのでこれに引っ掛かり、「あれ? 広角カメラの画質がよくないぞ。これはおかしい」と調べて気づいた次第である。がーん。
大変レアなケースだけど、ズーム倍率を素早く切替えながら撮るときは要注意である。
いやぁガスタンク倍率変え作例はもう何年もやっているけど、今回のケースは初めてだった。
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