「Pixel 7a」徹底レビュー ミッドレンジ価格帯では“ライバル不在”といえる完成度(1/4 ページ)

» 2023年05月31日 12時30分 公開
[島徹ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Google製スマートフォン「Pixel 7a」が5月11日より、ドコモ、au、ソフトバンク、Googleストアの直販にて発売された。6.1型の画面に独自の高性能チップ「Tensor G2」、6400万画素カメラを搭載しながらも6万2700円(税込み、以下同)からと、価格を抑えながらもミッドレンジの枠を超えた高性能モデルだ。今回はドコモでも販売開始したことで、前機種Pixel 6aよりも注目を集めるモデルになるだろう。

Google Pixel 7a レビュー Google製Pixel 7aの発売が始まった。前モデル「Pixel 6a」と同様に、日本のミッドレンジ市場で高いシェアを得られそうな価格と性能を実現している

 だが実際、Pixel 7aは本当に手頃な価格で魅力的なモデルなのか疑問に感じる人もいるだろう。そこで、この記事ではライバルのiPhoneやAndroidとの差を比較しつつレビューしていく。また、新たに販売を開始したドコモのサービス対応や利用方法も紹介する。

使い勝手のいい6.1型ディスプレイモデルだが重量はややアップ

 ディスプレイには6.1型フルHD+(1080×2400ピクセル)のHDR対応OLEDを採用。リフレッシュレートは標準で60Hz、設定で消費電力は増えるがスクロールなどが滑らかな90Hzに切り替えられる。画面の明るさはスペック表だと「高輝度モード」との記載のみだ。実際に晴れた日中屋外で操作したところ、画面の視認性を確保できていた。簡易輝度計での計測では最大で約1100ニトを記録した。

Google Pixel 7a レビュー 6.1型フルHD+(1080×2400ピクセル)のHDR対応OLED、Corning Gorilla Glass 3ガラスを搭載。上部中央にインカメラのパンチホールがある。下部中央に指紋認証センサーを内蔵
Google Pixel 7a レビュー 背面には広角6400万画素カメラ、超広角1300万画素カメラを搭載。Gマーク付近にNFC/FeliCaを搭載、モバイルSuicaなどを使える。側面から背面にかけて合金製フレームと3Dカバーガラスで覆ったデザインだ

 6.1型という画面サイズは、持ち歩きやすさと動画視聴やアプリ操作の快適さのバランスが取れている。前機種Pixel 6aやiPhone 12〜14、AQUOS sense 7など多くの機種が採用している。上位モデルPixel 7の方が6.3型と一回り大きく見やすいが、サイズや重量を考えるとPixel 7aの方が好みという人も多いだろう。同価格帯のiPhone SE(第3世代)は4.7型と小さく、今では画面の見やすさよりも小型軽量さ重視の人向けとなっている。スマホを使いこなす人向けとはいいづらい。

Google Pixel 7a レビュー 左から上記機種のPixel 7(6.3型)、Pixel 7a(6.1型)、iPhone 13(6.1型)、iPhone SE(第3世代)(4.7型)。Pixel 7aはノッチが小さく角を丸めていないので表示面積が広い

 持ち心地だが、Pixel 7aのサイズは72.9(幅)×152(高さ)×9.0(奥行き)mm、重量は193.5gだ。丸みを帯びた形状で握りやすく、大きめの手なら片手操作も可能だ。

 重量は近年のミッドレンジが軒並み180g以下を実現しており、比べると許容できる範囲ではあるが、ずっしりとくる。軽いモデルからの移行をためらう人もいるだろう。ハイエンド寄りの高性能を考えると許容範囲だが、日本市場を考えると前機種Pixel 6aの178gを目指してほしかったところだ。なお、他モデルは前機種Pixel 6aが178g、上位モデルPixel 7が197g。AQUOS sense 7が158g。iPhone 14 Proが206g、iPhone 14が172g、iPhone SE(第3世代)が144gとなっている。

Google Pixel 7a レビュー 横幅72.9mmで握りやすい形状。手が大きめの人なら片手持ちかつ親指で大半の操作が可能だ。重量193.5gとやや重たく、手が小さい人は両手持ちした方がいいだろう
Google Pixel 7a レビュー 厚さ9.0mm。側面は合金製フレームで覆われており、電源キーと音量キーの触感もいい

 外装は、表面にCorning Gorilla Glass 3ガラス、背面に合金製フレームと3Dカバーガラスを採用。デザインは上位モデルのPixel 7に近く、前機種Pixel 6aと比べ高級感が増した印象だ。この他、IP67の防水・防塵に対応。USB Type-C 3.2 Gen 2端子を搭載する。

Google Pixel 7a レビュー 左がPixel 7a、右がPixel 6a。側面からカメラ部にかけて合金製フレームが覆うデザインとなり、高級感がやや増している
Google Pixel 7a レビュー カラーは4色展開。黒系統の「チャコール」、白系統の「スノー」、青系統の「スカイブルー」、赤系統の「コーラル」。コーラルはキャリアによっても異なるが、販売経路がオンラインやキャリアショップに限られている
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  3. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  6. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
  9. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  10. 「Pixel 10a」と「Pixel 10」どちらを選ぶ? 実機比較で分かった「約5万円差の価値」と「明確な違い」 (2026年04月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年