続いてPixel 8 ProとPixel 7 Proの違いを比較していく。
価格はPixel 7 Pro(128GB)が12万4300円からとなっていたが、Pixel 8 Pro(128GB)は15万9900円からとなり、Pixel 7 Proに比べて3万5600円高い。
Pixel 8 Proのアウトカメラは約5000万画素(広角)、約4800万画素(超広角)、約4800万画素(望遠)で構成される。超広角カメラはPixel 7 Proでは約1200万画素となっていたが、画素数が向上した形だ。最大5倍の光学ズームと、最大30倍の超解像ズームに対応する点は変わらない。
インカメラはPixel 7 Proが約1080万画素、Pixel 8 Proが約1050万画素となった。Pixel 7 Proでは固定フォーカス(手動で調整できない)だったが、Pixel 8 ProではAFに対応した。
動画撮影時に「動画ブースト」「ビデオ夜景モード」という新機能も利用できる。動画ブーストは、AIを使って手ブレ補正やダイナミックレンジの改善を行う機能で、シーンを自動判別して応じて適切な処理を加える。ビデオ夜景モードは、朝日や夕日、薄暗い場所で動画を撮影する際に役立つ。これらの機能は近日提供予定となっている。
ディスプレイはどちらも液晶ではなく有機ELで、サイズはともに6.7型となっている。アスペクト比は19.5:9(Pixel 7 Pro)から20:9(Pixel 8 Pro)に変更されている。解像度もPixel 7 Proが1440×3120ピクセルであるのに対し、Pixel 8 Proが1344×2992ピクセルとなっている。1〜120Hzの可変リフレッシュレートにも対応した。
【訂正:2023年10月5日15時10分 初出時、Pixel 7 Proの画面アスペクト比に誤りがありました。おわびして訂正いたします。】
輝度はPixel 7 Proが1000ニト(HDR)/1500ニト(ピーク)だったのに対し、Pixel 8 Proは1600ニト(HDR)/2400ニト(ピーク)へと変更。室内はもちろん屋外でも視認性が向上する。
メモリは12GB、ストレージは128GB/256GB/512GBから選べる。この点は両モデルともに同じだ。
バッテリーの容量は5000mAh(Pixel 7 Pro)から5080mAh(Pixel 8 Pro)へとわずかに増量。30分で50%まで急速に充電できる点や、別売りされる「USB PD 3.0対応Google 30W USB-C充電器」が使用できる点は変わらない。ワイヤレス充電やバッテリーシェア(ワイヤレスで別のデバイスへ給電)にも引き続き対応している。
ネットワークに関して、Pixel 8 Proは楽天モバイルを含む4キャリアが保有しているn257(28GHz帯)のミリ波に対応し、3キャリアに割り当てられているn28(700MHz帯)、Pixel 7 Proで非対応だったNTTドコモのn79(4.5GHz帯)にも対応した。
サイズと重量は両モデルで異なる。横幅は0.1mm減り、高さは0.3mm低くなり、厚さは0.1mm薄くなった。重量は1g重くなった。数値を見ると微々たる差であるだけに実際の体感差も少ないかもしれない。
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