既報の通り、ソフトバンクは4月15日をもって石川県を除く全国で3G(W-CDMA)通信サービスの提供を終了した。
そんな中、同社は4月18日に「4月16日以降、通信や通話がご利用できないお客さまへ」という告知を行った。実は、LTE(4G)や5Gに対応している機種でも、設定によっては通信ができなかったり、通話ができなくなったりすることがあるのだ。
SoftBank 4G/4G LTEに対応する端末のうち、VoLTE非対応端末ではSMSの送受信や音声通話の送受信時に3G通信に切り替わる(この仕組みのことを「CSフォールバック」という)。そのため、VoLTE非対応のSoftBank 4G/4G LTE端末では、4月16日から音声通話とSMSの送受信ができない状態となっている。
当該端末のユーザーで、引き続き音声通話やSMSを利用したい場合はVoLTE対応端末への機種変更が必要となる。
VoLTE対応のSoftBank 4G LTE端末では、基本的には標準でVoLTEが“オン”となっている。しかし「3Gの方が安定して通信できた」といった理由でVoLTEを“オフにしていた場合、4月16日から音声通話とSMSの送受信ができない状態となっている。
この場合、VoLTEを有効化することで、音声通話やSMSの送受信を行える状態となる。
iPhone 6〜iPhone 11までのVoLTE対応iPhoneでは、OSのバージョンによって以下の手順で設定できる。なお、VoLTEの設定表示が出てこない場合は、設定不要だ。
【パターン1】
【パターン2】
VoLTE対応Androidスマートフォンでは、以下の手順でVoLTEを有効化できる。ただし、これは標準的な手順で、機種やOSのバージョンによって異なる場合がある。
上記の設定が出てこない場合、データ通信も3Gで行う設定となっている可能性がある。その場合は、以下の手順で4G LTEで通信できるようにしよう。こちらも標準的な手順で、機種やOSのバージョンによって異なる場合がある。
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