大手4キャリアのiPhone 15の料金をチェックしてきたが、各社共に競合をリサーチしてのプラン構成にしていることが分かった。各社共通の注意点として、安く利用できるiPhoneの本体容量にも注意が必要だ。今回大幅値引きが利用できるものは128GBのみで、256GB以上のモデルでは利用できないことに注意してほしい。
例えば、ドコモでは256GB以上の機種では2万2000円の割引にとどまり(※128GBは4月15日まではMNPで4万4000円引きだった)、ソフトバンクでは「新トクするサポート(バリュー)」の金額が大きく異なるなどの差が生じる。auや楽天モバイルでは大きな差はないものの、128GBモデルのようなお得感はなくなる。
特にドコモのような長期利用時にお得になるキャリアと、長期利用でストレージ容量的に厳しい128GBモデルの組み合わせはトラップだ。割引が優遇される傾向にあるのはうれしいが、3年以上使うとなれば相応の使いこなしが求められる。
昨今のゲームを始めとしたコンテンツでは、数十GBの容量をかかえるものも少なくない。正直128GBの容量ではあっという間にストレージを圧迫し、容量不足に陥る可能性がある。このような部分もストイックに管理できる人向けの製品だ。
最後になるが、長期利用を前提とするならドコモ、利用期間が1年前後ならソフトバンクが最もお得に利用できるといえる。ポイント付与を含めた本体の実質価格なら、楽天モバイルで一括購入が最もお得にはなるものの、利用時の条件は他キャリアより多い。auのように機種変更時といった場面では最も安価になる例もあるため、利用期間や購入方法によって最もユーザーにあったキャリアを選ぶとよさそうだ。
佐藤颯
生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。
スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。
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