iOS 18で「メッセージ」アプリがRCSに対応 Androidとも送受信可能に

» 2024年06月11日 04時04分 公開
[田中聡ITmedia]

 米Appleが6月10日(現地時間)、iOS 18にて「メッセージ」アプリがRCS(Rich Communication Services)に対応することを発表した。

rcs iOS 18ではメッセージアプリがRCSに対応する

 RCSは、GSMAで世界的に標準化されているメッセージサービスの規格。SMSをリッチ化したもので、長文のテキストや、画像や動画などを含むメッセージを送受信できる。複数人でのグループチャットも利用可能になる。

 Androidでは、Googleが提供するメッセージサービス「Google メッセージ」がRCSに対応しているが、iOSのメッセージアプリは専用のiMessageを採用しており、Android端末とはSMSしか送受信できない。そのため、Googleは以前からAppleに対してRCSの採用を呼び掛けており、2022年には専用キャンペーンサイトを公開していた。

rcs AppleにRCS採用を呼び掛けるGoogleのサイト

 国内ではドコモ、KDDI、ソフトバンクが提供する「+メッセージ」、楽天モバイルが提供する「Rakuten Link」がRCSをサポートしている。

 iOSのメッセージアプリがRCSに対応することで、iMessageと同様に、Androidともメッセージアプリから画像や動画を付けたリッチなメッセージを送受信できるようになる。

rcs Googleが提供している「Google メッセージ」。iOS 18では、iPhoneともRCSベースのメッセージをやりとりできるようになる

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