上位モデルに位置付けられているのが、razr 50 ultraだ。こちらも開いたときのディスプレイサイズは6.9型で、サイズ感はrazr 50に近い。ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは最大165Hzと高い。ピーク輝度は3000ニトで、屋外での視認性も高い。
開いたときのサイズは、横幅が73.99mm、縦が171.42mm、厚さが7.09mm。razr 50比でわずかに縦が長く、より薄く仕上げられている。重量は189g。こちらも、IXP8の防水に対応しており、浸水による故障を防げるようになった。水にぬれた状態でも操作できる機能も取り入れられている。
カラーバリエーションは4色で、左からPeach Fuzz、Hot Pink、Spring Green、Midnight Blue。Hot PinkはフィーチャーフォンのRAZRをモチーフにした色だが、残念ながらアジア太平洋地域では発売されないという先代のrazr 40 ultraは3.6型の外部ディスプレイを搭載していたが、razr 50 ultraはそのサイズを拡大。4.0型となり、より多くの情報を表示できるようになった。実機を見ると、ディスプレイが折れ曲がるヒンジ部ギリギリまで広がっていることが分かる。
この外部ディスプレイには、razr専用に設計されたパネルを表示できる他、既存のアプリもそのまま起動させることが可能だ。パネルやアプリは左右のフリックで切り替えができるほか、ピンチインで一覧を表示することも可能になった。ウィジェットにも対応し、閉じたままで操作を完結させることを意識していることがうかがえる。
razr 50同様、外部ディスプレイは常時表示に対応。立てかけた際に文字やイラストを表示できる機能も備える。
2つの外側カメラはどちらも5000万画素で、1つが広角、もう1つが望遠。razr 50とは異なり、望遠カメラを搭載した代わりに、超広角カメラは非対応になっている。望遠カメラを高画素化したことで、切り出しによる4倍ズームが可能になっている。カメラのUI上には、1倍、2倍、4倍という3つのボタンが並ぶ。
半開きで動画を撮影するカムコーダーモードにも対応しており、razr 50と同様、画面下半分をタッチパッドのように使って操作できるようになった。
モトローラはAI対応もアピールしている。通知の要約などが可能な「moto ai」は今後の搭載になるが、現時点では生成AIを使った壁紙作成機能に対応。GoogleのGeminiアプリもプリインストールしており、外部ディスプレイでそのまま利用できる。
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