「motorola razr 50」シリーズは日本でも“手の届きやすい”価格を目指す モトローラ・モビリティ・ジャパン仲田社長を直撃

» 2024年06月28日 13時35分 公開
[石野純也ITmedia]

 モトローラは、25日(現地時間)に米ニューヨークで外部ディスプレイをより大型にしたフリップ型のフォルダブルスマホ「motorola razr 50」と「motorola razr 50 ultra」を発表した。発表当日の夜には、新モデルをお披露目するイベントとしてパーティを開催。セレブタレントとしておなじみのパリス・ヒルトン氏が登場し、そのDJプレイで会場を盛り上げた。

motorola razr 50 6月25日に発表されたrazr 50シリーズ。2機種とも、外部ディスプレイを大型化したのが最大の特徴だ
motorola razr 50 発表当日の夜には、関係者やインフルエンサー、プレスを集めたパーティが開催された

 razrとパリス・ヒルトン。この組み合わせで、18年ほど前のことを思い出した方もいるはずだ。当時もヒルトン氏は、フィーチャーフォンだったRAZRのイメージキャラクターを務めていた。その手に握られていたのは、ピンクのRAZR。日本でドコモから「M702iS」として発売された2006年には来日し、築地本願寺をピンク色に染め上げるイベントを開催するなどして、RAZRを強烈に印象付けた。

motorola razr 50
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motorola razr 50 DJとして会場を盛り上げたパリス・ヒルトン。その手にはrazr 50 ultraのHot Pinkが

 そんなヒルトン氏が手にしていたrazr 50シリーズは、再び日本で発売される(残念ながらHot Pinkはアジア太平洋地域での取り扱いがないようだが)。発売時期は未定だが、遅くとも秋冬商戦には投入されるはずだ。razr 50シリーズのお披露目イベントに合わせ、渡米していたモトローラ・モビリティ・ジャパンの仲田正一社長に、日本市場での意気込みを聞いた。

motorola razr 50 razr 50シリーズ2機種は、日本でも発売される

razr 50シリーズは日本にとってものすごく重要な商品

―― razr 50シリーズが発表されました。印象はいかがでしたか。

仲田氏 すごくいい仕上がりになっていると思いました。もちろん、今までもいい製品でしたが、さらに磨きがかかっています。ヒンジの部分が改善され、開閉もスムーズになりました。日本で発売するのが楽しみです。

―― 今回、2機種ともIPX8の防水に対応しました。これは日本導入を意識したということでしょうか。

仲田氏 日本対応というよりも、2つ折り端末自体の品質が上がってきているのだと思います。防水対応については、われわれ(日本法人)も言い続けてきましたし、それがグローバルでも新たな価値になりつつあります。

―― グローバル版にはFeliCaは搭載されていませんが、日本に導入するときには対応するのでしょうか。

仲田氏 これは必須だと思っています。

motorola razr 50 モトローラ・モビリティ・ジャパンの仲田社長

―― 昨年(2023年)はrazr 40sがソフトバンクから発売され、話題を集めました。今年(2024年)も、そのような仕掛けは考えられているのでしょうか。

仲田氏 日本でもrazrは重要なブランドとして打ち出していきたいと考えています。そのため、プロモーションには昨年以上に力を入れていきます。今年はかなり大規模なプロモーションを行っていきます。恐らく、今までのモトローラとはまったく違った形になるのではないでしょうか。

―― 割合として、どのくらい増えるのでしょうか。

仲田氏 たぶん、まったく違う形になります。そういう意味でも、今回のrazrはモトローラ・モビリティ・ジャパンにとって、ものすごく重要な商品です。チャレンジャーであり続けることはモトローラにとって重要で、それがケータイをもっと面白くしていくと思っています。

ソフトバンク以外にもキャリアは広げていきたい

―― やはりキャリアが導入すると規模感は違ってきますか。

仲田氏 いろいろな方に手に取っていただけるという意味で、選択肢が広がったと感じています。

―― 今後、ソフトバンク以外にも広げていきたいでしょうか。

仲田氏 選択肢を増やすという意味では、広げたいですね。1つはキャリアを通じての(コンシューマーへの)提供ですが、もう1つ、エンタープライズもあります。

―― キャリアがモトローラを採用するメリットはどこにあるとお考えですか。

仲田氏 今までにない、新しい価値を提供できることだと思っています。それはフリップ型の端末だったり、それをアフォーダブルな価格で提供できることだったり、さまざまです。日本のマーケットはAppleが強く、AndroidにはGoogleもサムスンもいます。その中で、モトローラは“第三極”として新たな価値を提供していきたいですね。

折りたたみ端末でも手の届きやすい価格帯を狙う

―― フリップ型はサムスンが以前から一生懸命やっている。今年はZTEも安いモデルで参戦してきたが、モトローラはどういう風に攻めていきたいのでしょうか。

仲田氏 スマホは高くなりすぎました。今は、ハイエンドだと20万円ぐらいするので、普通の人がちゃんと自分でお金を出して買えるようなものになっていません。スマホにきちんと価値を感じていただけるよう、モトローラはアフォーダブル(手に届きやすい価格)であることを狙っています。その中には2つ折りのrazrもあります。開いたらきちんと使える、外部ディスプレイで閉じたままでも使えるという価値はきちんと訴求していきたいと考えています。

―― 海外では、価格が据え置きでした。一方で円安が進行していますが、日本でもアフォーダブルになりそうですか。

仲田氏 われわれは日本のマーケットでビジネスをしています。そのために必要な価格にしていけるよう、頑張りたいですね。

(取材協力:モトローラ・モビリティ・ジャパン

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