伊豆箱根鉄道、三井住友カード、ジェーシービー、日本信号とQUADRACは7月2日、伊豆箱根鉄道の「駿豆線」(三島〜修善寺間)において、2024年度内をめどにクレジットカード/デビッドカード/プリペイドカードのタッチ決済(EMVコンタクトレス決済)による乗車サービスを導入することを発表した。具体的なサービス開始時期は後日改めて発表される。
なお、伊豆箱根鉄道の「大雄山線」(小田原〜大雄山間)と、同社子会社の伊豆箱根バスの路線バスでは、本サービスの導入予定はない(※1)。
(※1)大雄山線と伊豆箱根バスでは、既にPASMOと、PASMOとの相互利用に対応する「交通系ICカード」による乗車サービスを提供している。余談だが、駿豆線に接続する他の鉄道(JR東海道線)やグループ外のバス会社(東海バス、富士急シティバス)は、既に交通系ICカードを導入済みだ
タッチ決済よる駿豆線への乗車サービスは、三島〜修善寺間の全駅に導入される。以下の決済ブランドのタッチ決済対応カード、または「Apple Pay」「Google Pay」によるタッチ決済を設定したスマートフォンで乗車可能だ。
Mastercardブランドへの対応は「順次追加予定」となっている。
タッチ決済で乗車する場合、利用者はカードまたはスマホを改札窓口、またはポールに備え付けられたカードリーダーにタッチして利用する。利用履歴を確認したい場合は、QUADRACが提供するWebサービス「Q-move」への会員登録が必要となる。
なお、JR線と直通運転を行う「特急踊り子号」は、タッチ決済での乗車はできない。別途、乗車券(または有効な区間の定期券)と特急券を購入して乗車する必要がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.