「マイナンバーカード対面確認アプリ」配信開始 実際に使ってみた

» 2024年08月20日 13時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 デジタル庁は8月20日、個人番号カード(マイナンバーカード)を使った対面での本人確認を確認するための「マイナンバーカード対面確認アプリ」の配信を開始した。Android版とiOS版が用意され、マイナンバーカードの読み取りに対応するスマートフォンで利用できる。

アプリアイコン 「マイナンバーカード対面確認アプリ」のアイコン

使い方

 本アプリの利用は無料で、アプリをインストールすればすぐに利用できる。基本的な利用手順は以下の通りだ。

  1. アプリを起動
  2. 「はじめる」をタップ
  3. カメラでマイナンバーカードの表面を撮影する
    • カメラへのアクセス許可を求められたら許可する
    • うまく読み取れない場合は「読み取れない」をタップ(手動入力に遷移)
  4. 「読み取り開始」をタップ
  5. スマートフォンのNFCポート部分をマイナンバーカードに当てる
  6. 券面表示との一致を確認したら「終了」をタップ

 なお、券面の顔写真はカラーでも、ICチップに搭載されている写真はモノクロとなるので注意したい。

手順はシンプル 利用開始に当たって手続きは必要なく、指示通りにすればすぐに使える(画像はAndroid版アプリのものだが、iOS版も一部UIが異なるだけで手順は同様)
読み取った 読み取ったら、券面に記載されていることとICチップの情報が一致するかどうかを目視で確認する

券面を読み取れない場合は手動入力で

 カメラで券面をうまく撮影できない場合は、マイナンバーカードの表面にある情報を順次入力することで対応できる。上記手順の3番目で「うまく読み取れない」をタップするか、手動入力を促すダイアログ内にある「キーボードで入力」をタップして、以下の手順で入力を進めよう。

  1. 生年月日を入力(「年」は和暦または西暦の下2桁)
  2. カードの有効期限の「年」を入力
  3. 「セキュリティコード」を入力
    • セキュリティーコードは顔写真の右下にある
  4. 先の手順の4番目に戻る
手動 うまくカメラで撮れない場合は、必要な情報を手動入力することもできる(画像はiOS版青瓜のものだが、Android版も一部UIが異なるだけで手順は同様)
促す画面 撮影がうまく行っていない場合は、このように手動入力を促すダイアログも表示される(画像はAndroid版アプリ)

履歴として「有効期限」「セキュリティコード」が保管される

 セキュリティを確保する観点から、本アプリではマイナンバーカードの読み取り後にデータを残さないようになっている。また、アプリがネットを介したデータアクセスを行うこともない(ゆえに「機内モード」でも利用可能)。

 ただ、そうすると法律に基づき本人確認を行った“証跡”を残す必要がある業務において不都合が生じる。そこで、本アプリではマイナンバーカードの「有効期限」(西暦のみ)と「セキュリティコード」を確認履歴として保管するようになっている。保管数は最大1000件で、1000件を超えた場合は古いものから順次削除されていく。

証跡 本人確認を行った証跡として、読み取ったマイナンバーカードの「有効期限」と「セキュリティコード」が保管される。他の情報は保管されない
オフラインでも動く 本アプリは外部との通信を一切行うことなく利用できる。画像の通り、機内モードでも問題なく稼働可能だ(ただし、NFCをオンにする必要がある)

 なお、この記事で使っている画像を見れば分かる通り、本アプリではスクリーンショット(画面キャプチャ)の制限は特にない。あくまでも“対面”で使うことを前提とするアプリなので、これでも問題はないと思うのだが、このアプリを使ってマイナンバーカードの真正確認を行う場面に遭遇した時は、自分の“目の前で”確認を実施するように要求したい。

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