ChatGPTを使えば、簡単に表組のデータを作成できる。今回は、あらためて表組を扱うことにフォーカスし、無料アカウントなどで「GPT-3.5」を選択した状態で使う場合と、有料版の「ChatGPT Plus」を契約した状態で「GPT-4」を選択して使う場合について、それぞれ基本のアプローチをチェックしていこう。
前提として、無料版のGPT-3.5を使っている場合でも、表組の作成自体は可能だ。「〜を表組にまとめて」のようなプロンプトを送信することで、チャット画面上に表組が出力される。例えば、「1980年以降、2024年までの、『元号(年数付き)』『西暦』『干支』を表組にまとめて」と指示すれば、一覧表が生成されるはずだ。
ただし、この表組を出力する際には、コピー&ペーストを駆使するなど、人力での操作が必要になる。これが後述する有料プランとは大きくことなるポイントだ。
また、この時にチャット画面上の表組の左下に表示される「コピー」のアイコンをクリックして保存すると、枠線もデータとして認識されてしまうのが悩ましい。表計算ソフトにペーストしたときに、思うようなレイアウトにならない。
そのため、生成されたデータを表計算ソフトなどで扱いたい場合には、出力された表組を手動で選択してからコピーを行う必要がある。
この方法では、「Tab(タブ)」を区切り文字としたテキストデータを保存可能だ。具体的には、テキストエディタの類にペースト操作を行い、「.txt」形式などで保存したら、出力したファイル名の語尾を「.tsv」に変更してみよう。こうした手順を踏むことで、やや力技ではあるが、表計算ソフトで扱うことができる。
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