ダイソンの新製品はまさかの「ヘッドフォン」 空気清浄機能を省いた「Dyson OnTrac」を試してみた(2/3 ページ)

» 2024年09月20日 12時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
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Dyson OnTracの「聞き心地」「着け心地」は?

 Dyson ZoneのDNAを受け継いで誕生したのが、ダイソン初のオーディオ特化型製品であるOnTracだ。Dyson Zoneから空気清浄機能を省き、価格は7万4990円となる。Dyson Zoneの12万1000円から4万6010円の“値下げ”だ。

ダイソン ヘッドフォン OnTrac 従来モデルから空気清浄機能を省いたOnTrac
ダイソン ヘッドフォン OnTrac 至ってシンプルなヘッドフォンだ

 8基のマイクで周囲の音を1秒間に38万4000回モニタリングしてノイズを除去するという仕組みは、Dyson Zoneと同じだ。「もしも(DysonZoneから)モーターを取り外したら、どれほど強力なノイズキャンセリングを提供できるのだろうか?」と開発チームが考えたことが、OnTracが誕生したきっかけだという。

 ダイソン製品を一括管理できるスマートフォン向け「My Dyson」アプリを利用すると、騒音のレベルを確認できる。耳元と周囲の音量をリアルタイムでモニタリングし、耳に有害な音量となっている場合には警告する機能もある。

ダイソン ヘッドフォン OnTrac 「My Dyson」アプリ。騒音レベルが可視化される

 40mm/16Ωというスペックのネオジウムスピーカーと、高度なオーディオ信号処理を組み合わせることで、全ての音や言葉をより正確に再現できるという。可聴域を超えた6Hzから21kHzまでの周波数を再生でき、深いサブベースから高音まで忠実に再現できる。スピーカーが耳の方向へ13度傾いているため、音がよりダイレクトに耳へ届くとのことだ。

ダイソン ヘッドフォン OnTrac 40mmのネオジウムスピーカーと高度なオーディオ信号処理技術を使って、音や言葉をより正確に再現できるという。音がよりダイレクトに届くよう、スピーカーが耳の方向へ13度傾いている
ダイソン ヘッドフォン OnTrac 充電はUSB Type-Cケーブルで行う。側面にはUSB Type-Cポートや再生/一時停止などの操作に使うボタンがある

 短時間ではあるが、発表会では試聴する機会を得たので、所感をお伝えしたい。

 アプリで低音域をブーストすると、低音域から中音域にかけてやや聞こえやすくなる。エンハンスド(おまかせチューニング)に切り替えると、全体的にフラットにかつクリアなサウンドへと変化。さらに全体をフラットにするニュートラルというモードもあるが、楽曲によってはエンハンスドとの差がそれほど感じられない。

 ノイズキャンセリングをオンに切り替えて音楽を再生すると、周囲の音は聞こえづらくなる代わりに、一つひとつの音がより厚みを増したように聞こえ、没入感がさらに高まる。ノイズキャンセリングをオフにすると、イヤーカップにより外部の騒音が軽減されるが、ノイズキャンセリングオンの方が当然、没入感は高まり迫力も増す。

 イヤークッションにはマイクロファイバー生地を採用し、「どのような頭の形、どのような耳の形であれ、適合するようになっており、まるで耳が息をできるかのような快適性を保てる」(ジェイク氏)。数分ながら装着すると、約451gの重量を「軽い」と感じてしまうほど、付け心地がよく締め付けられている感はほとんどない。

ダイソン ヘッドフォン OnTrac 装着感のよさをアピールするジェイク氏

 ボディーカラーは「CNCアルミニウム」「CNCコッパー」「セラミックシナバー」「CNCブラックニッケル」の4つで、いずれもジェイク氏とCMF(色・素材・仕上げ)チームがデザインしたという。別売オプションのアウターキャップとイヤークッション(それぞれ7色展開)を付け替えることで、外観をカスタマイズ可能だ。

ダイソン ヘッドフォン OnTrac アウターキャップは取り外せる
ダイソン ヘッドフォン OnTrac 別売りのアウターキャップとイヤークッション。外観をカスタマイズできるのもOnTracの特徴となっている
ダイソン ヘッドフォン OnTrac 付属品などのカラーはMy Dysonアプリでも確認できる

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