XiaomiとXperiaに共通していえるのが、シャッターボタンの存在が偉大なことです。
ネコ撮影はオートフォーカスが肝心で、一般的なスマホではよく動くネコにピントが合わせ続けられないことがありますが、2機種どちらもシャッターボタン半押しでどこにピントが合っているのかが見られる形で追従(いわゆるコンティニュアスAF)してくれます。
これがあるのとないのとでは大違い。とにかく動き回る被写体に対してどこにピントを合わせているかが見られると安心して撮影できます。特に最近のスマホはセンサーサイズが大きくなってボケやすくなっているので、打率を上げるという意味でも動物・子供・スポーツなど動きものを撮るときにシャッターボタンはあるべきです。
また、自由に構図が撮れるのもいいところです。ローアングルハイアングルどちらでも安定してシャッターを切れるので、パシャパシャ小気味よくスナップ的な撮影が可能です。いいフィーリングでテンポよく撮影できるのは実に心地よいです。
また、シャッターボタン1つで起動→撮影を1秒以内にできるため、散歩中にふとしたシャッターチャンスを逃しません。この点はどちらも私がメインスマホとして使っているiPhone 15 Proよりも優れています。
余談ですが、iPhoneシリーズは最新の16世代からシャッターボタンがついたものの、指の位置は決していいとはいえず、半押しでAFエリアが表示されることもありません。個人的にはシャッターボタンに関しては今回利用した2機種の方が確実に洗練されていると思います。
加えて、両機種ともシャッター音が静かなのもいいところでした。
実は今回iPhone 15 Proも持っていたのですが、シャッター音が大きすぎてネコがびっくりしてしまうことが何度かありました。一眼カメラでもカメラの大きさと音にびっくりすることがあるため、無音のXiaomi、極小音のXperiaはネコ撮影では自然な表情が引き出せて重宝します。先述のシャッターボタンがないこともあり、iPhoneでは撮影しようとは思えず、ほとんど撮ることはありませんでした。
一般にスマホで動き者は難しいといわれますが、SNSで映えるかわいらしいネコの写真を撮ることは十分可能だと感じました。
ネコの写真を撮るのであれば最低限望遠カメラがあり、できればチャンスを逃さないようにシャッターボタンがあるスマホなら快適に撮影できるでしょう。
また、撮影のコツとしては、
といったポイントを押さえられると、いろいろな角度でネコと戯れながら写真を撮ることができます。筆者は(ネコアレルギーが若干悪化した気がしますが)かわいい写真がたくさん撮れたので、みなさんもぜひ試してみてください。
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