注目したいカメラ性能はiPhone 16 Proはメインカメラが4800万画素、超広角カメラが4800万画素、5倍望遠カメラが1200万画素だ。テトラプリズム方式の望遠レンズを採用したことで、望遠性能を高めながら本体の厚みを抑えている。
望遠カメラは光学5倍望遠で最大25倍の望遠撮影。超広角カメラを用いたマクロ撮影が可能だ。この他、4K120fps撮影などをはじめとした、高い性能を生かした動画撮影も可能だ。
Pixel 9 Proはメインカメラが5000万画素、超広角カメラと5倍望遠カメラには4800万画素のものを採用する。メインカメラと望遠カメラは競合と比較しても大型のイメージセンサーを採用しており、高い基本性能を有している。光学5倍望遠で最大30倍の望遠、超広角カメラを用いたマクロ撮影が可能だ。
以下、撮影した写真を比較していこう。上側がiPhone、下側がPixelの順の掲載だ。設定は両機種とも初回設定の状態で撮影した。
両者共にきれいに撮影できる。細かいディテールの処理やHDR処理(明暗差の処理)はPixelの方が優れているように感じるが、iPhoneが大きく劣るわけでもない。この価格帯のスマートフォンに求められる基本的なレベルはしっかり確保していると感じた。
一方で料理の写真の点数はiPhoneに軍配が上がりそうだ。Pixelでは青めに写るクセがあるのか、おいしそうに写らない場面があった。必要に応じてフィルターや編集機能を使ってみるとよさそうだ。
夜景も両者共にきれいに撮影できる。iPhoneの方が夜景モードの露光時間が短くよりサクサク撮影できたが、細かいディテールの処理やフレアやゴーストの少ないのはPixelだと感じた。
望遠カメラの性能は、4800万画素の望遠カメラを備えるPixel 9 Proがハードウェア的には優位だ。iPhoneも光学5倍望遠を備えるので10倍くらいまでは比較的きれいだが、それ以降の倍率はPixelの方が一枚上手だ。
超広角カメラは両者ともに優秀だ。iPhoneも基本的なスペックを向上させてきたので、Pixelと比較してもそん色ないレベルになった。マクロ撮影性能も超広角カメラを用いる仕様だが、明かりを確保できる環境であればきれいに撮影できる。
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