開くと10.8型のタブレットになるわけですが、横手方向に長い形状なので、タブレットやPCと同じ感覚で使うことができます。また2つのアプリの同時表示も余裕を持って出すことができます。Mate XT Ultimate Designを一度使うと、今までの2つ折りのスマホの開いた画面サイズが「小さすぎる」と感じてしまうほどです。なおこの写真は底面と閉じたときの「山折り」側ディスプレイのヒンジをカバーするケースをつけた状態です。
このケース、スタンドが360度回るので本体を横向きでも、縦向きでも立てておくことができる構造になっています。Mate XT Ultimate Designの約298gという重量はスマホとしては重いでしょうが、タブレットとしては軽量。そして開いたときの厚みは約3.6mmと、紙というには言いすぎですが、ここまで薄い端末は他には見当たりません。
この縦向きの状態で操作していたところ、ブラウザなどを起動するとディスプレイの下部にソフトキーボードが現れます。そもそもMate XT Ultimate Designの発表会では、Bluetoothキーボードを接続してビジネスユースでの使い方を説明していました。しかし3つに折りたためるMate XT Ultimate Designだけに、もしかして外付けキーボード無しでも文字打ちマシンとして使えるのでは?と思いました。
そこで3つ折り部分の1つだけを折り曲げ、そこにキーボードを表示させると、まるで専用のテキスト入力マシンのような感じで使うことができるではありませんか。
この状態にすると底面側にカメラがあるのでそのまま机の上に置くことは出来ませんが、両手で持って親指で画面上のキーボードを打ってみると意外と快適に入力できます。
2つ折りスマホでも似たようなことはできるのですが、画面サイズが小さいためにあまり実用性は高くありません。ところが3つ折りスマホだと表示エリアが一般的なスマホの2枚分あるので結構使えるのです。移動中や電車の中で長文を打つのにも使えそうで、3つ折りスマホの新しいポテンシャルを感じることができました。
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