米調査会社IDCは12月18日(現地時間)、2024年第1〜第3四半期の世界のウェアラブル(腕時計型のみ)端末市場調査結果を発表した。同期間中の総出荷台数は1億3900万台で、前年同期間比で1.0%減少した。
減少の主な要因は、米国やインドの市場の飽和としている。一方、中国では4580万台出荷され、20.1%増と、世界最大の腕時計型端末市場に成長した。
メーカー別シェアでは、前年同期間3位だった中国Huaweiが出荷台数を44.3%伸ばし、首位に立った。同社は第3四半期に、新製品GT 5やGT 5 Pro、血圧測定機能を備えたWATCH D2を投入した。
ずっと首位を守ってきた米Appleは2位に転落。9月に「Apple Watch Series 10」を発売し、第3四半期にはトップに立ったが、3四半期では出荷台数が12.8%減少し、2位だった。
3位は中国Xiaomi。「Band 9」で出荷台数を大幅に伸ばした。
4位は、7月に新型のスマートウォッチ「Galaxy Watch Ultra」「Galaxy Watch7」を発表した韓国Samsungだ。ハイエンドからエントリーモデルまで、幅広いラインアップで市場を拡大している。
IDCは今後の市場予測として、2024年の第4四半期から2025年にかけて、緩やかな成長は見込めるとしている。その理由として、各社が健康モニタリングやスマートフォンとの連携機能を強化した新製品を投入することや、新興市場での低価格モデルの出荷台数増加を挙げた。
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