2つ目は、作文ツールだ。選択した文章の校正やリライト、要約などに利用できるが、言語設定を英語にしておく必要があるので、日本国内における実用面はいまひとつである。
使い方は、操作したいテキストを選択した状態で、「>」をタップするか、キーボードの変換候補の欄に表示されるApple Intelligenceのアイコンをタップすればよい。下部に表示された画面から「Proofread(校正)」「Rewrite(書き直し)」などを選択しよう。この際、リライトする文体について「Friendly」「Professional」「Concise」の選択肢が用意されている点も特徴的だ。
なお、下部の「Compose(作成)」を選択すると、ChatGPTと連携したテキスト生成も行えるようになっている。例えば“Email to Boss”などとプロンプトを入力するだけで、ひな型が表示される。
ちなみに、メッセージの文脈を踏まえて返信文を作成する「スマートリプライ」機能などもあるが、こちらも英語でのやりとりでないと機能しない。まだ日本国内での活躍の場面はごくごく限定的だろう。
3つ目は、カスタマイズしたメモリームービーの制作だ。写真アプリを開いて上スワイプをし、表示された「メモリー」欄にある「Create」をタップする。テキストでキーワードを入力することで、その条件にあったメモリーを作成できる。
なお、サポートのダウンロードや、データの解析が終わらないと利用できないので、同機能を試用するまでには少々時間がかかる。試用の際には、時間に余裕を持ってチャレンジすると良いだろう。
写真アプリ下部に表示したメモリーの欄で「Create」をタップするか、メモリーの一覧に表示される「Create a Memory Movie」の画面の「Describe a memory」をタップ(画像=左)。例えば、「2024 cats」などと入力(画像=右)さらに3つの機能については、後編にて解説する。
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