続いて人物撮影だ。せっかくなので、ポートレートに向いた73mmの3x望遠で。
望遠カメラのクオリティーが上がったのは人を撮るときにありがたい。
せっかくなので、ビューティー機能をオンにして、50(ちょうど半分)まで上げて撮ってみよう。
最近のスマホカメラのビューティー機能は、一時期よりちょっと控えめになってきている。だが、Find X8はけっこう強くかかるタイプだった。ビューティーをオンにするときは、控えめに。
もう1枚。背景に高層マンションを入れて、逆光状態で撮ってみたのがこちら。逆光で顔がすごく暗い状態だったのだけど、なんともきれいに顔は明るく、背景もしっかりという写りを見せてくれた。これはよくできている。
さらに、背景をぼかすポートレートモード。
ポートレート時は「ソフトライト」機能が追加され、霧、きらめき、幻想的の3つのライティングを楽しめる。一番汎用(はんよう)性が高そうなのが「霧」(フォギー)かな。肌を柔らかく表現するソフトフォーカスのフィルターだ。
柔らかい光のポートレートを作ってくれるのは、よいアイデアだね。
室内で「霧」フィルターをかけてみた。
もちろん人物以外でもポートレートモードは使えます。
他の機能もチェックしておく。
ある程度以上近づくと、自動的に近接撮影が可能な超広角カメラを使ったマクロモードになる(オフにもできる)。昨今のハイエンド機はたいてい持っている機能だ。
かなり暗いシーンでは自動的に夜景モードになる。
「シルエットモード」にも注目したい。通常の写真でも「シルエットモード」を使えばシャドー部がぎゅっとしまったこんないい感じの夕景を撮れるのだ。
とまあ、非常に多機能で高性能なので大変長くなってしまったけど、これでも使ってみて印象的だった機能だけなのだ。
多彩な撮影ができてそれなりの画質を実現しつつ、ボディーは薄くて軽いってのがすごい。カメラユニットも含めて薄い。「ここ1年で出た最強のコンデジかも」というのが分かってもらえたかと思う。
というか、コンデジとして1台欲しい。特に動きものを撮りたい人には最高なんじゃなかろうか。
(モデル:長谷川実沙)
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