今買うべき「お得なスマホ」12選【2025年2月編】 iPhone 16eがいきなり実質24円/47円、Pixel 9の値下げも注目

» 2025年02月24日 10時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
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 2月は1度は割高になった「Pixel 9」が値下げされるなど、1月に続きスマートフォンの価格も変動している。

 この記事では、端末メーカー、NTTドコモ、au、UQ mobile、ソフトバンク、Y!mobile、楽天モバイル、MVNO(IIJmio、mineo)から発売されたスマートフォンの中から特にお得なモデルを選定して価格込みで紹介する。

 MVNOでの端末価格は、短期間で終わる割引を避け、割引適用前か長期的な割引を適用した場合の価格を記載する。記事内の価格は全て税込み。

MNO(大手キャリア)でお得なスマホは?

ドコモのXperia 10 VIは値下げ

 ドコモでは2月21日、ミッドレンジモデルの「Xperia 10 VI SO-52E」を、7万4140円から6万2590円に値下げした。これに伴い、いつでもカエドキプログラムを利用し、23カ月目に端末を返却した場合の実質負担額も4万9060円から3万3550円に値下がりした。

スマホ 価格 iPhone Android ドコモオンラインショップで値下げされたXperia 10 VI。実質負担額もお得になった

Galaxy S25の256GBはソフトバンクで毎月3円 auでもお得に買える

 ハイエンドモデルでは、Galaxy S25シリーズに注目だ。ソフトバンクは、「Galaxy S25」を月額3円で提供している。なお、Galaxy S25は販売ルートによってストレージ容量が異なるため、この記事では最低容量の256GBで比較する。

 毎月の支払い額を抑えたいなら、ソフトバンクでの購入をおすすめしたい。新トクするサポート(プレミアム)を利用して48回払いで購入すると同時に「あんしん保証パックネクスト」(1190円/月)に加入の上、13カ月目に本特典の利用(早トクオプション利用料2万2000円の支払いが必要)を申し込み、翌月末までにソフトバンクに返却すると、36回分の代金の支払いが不要となる。

 毎月の支払い額はどうなるのか。1〜12カ月目は毎月3円で済む。約1年後に返却する場合、実質的な負担額は毎月3円となる。一方、約1年後も利用を続ける場合、13〜48カ月目は毎月3607円の支払いが発生する。ソフトバンクによると、約1年後に返却する場合、分割支払金の合計は36円(3円×12回)となり、「早トクオプション」の利用料を含めた総支払額は2万2036円になる。

 一括価格は、ドコモが最もお得だ。機種変更、契約変更をする際、「eximo ポイ活プラン」の契約で7700円が割り引かれ、メーカー直販モデルの12万9000円より960円安い12万8040円となる。

スマホ 価格 iPhone Android ソフトバンクで毎月3円を維持できるGalaxy S25
スマホ 価格 iPhone Android auオンラインショップではGalaxy S25の販売価格を案内している。ソフトバンクのように毎月3円維持はできないが、約2年後の返却なら実質5万7300円で利用できる
スマホ 価格 iPhone Android ドコモもソフトバンク、KDDIの発表後に価格を案内。条件を満たせば、メーカー直販モデルの12万9000円より960円安い12万8040円で入手できる

 また、同じGalaxyでは、エントリースマホの「Galaxy A25」にも注目だ。ドコモ、au、UQ mobile、J:COM MOBILE、ソフトバンク、Y!mobileで2月27日に発売し、一括価格は2万円台前半〜3万円台前半。auとUQ mobileでは新規契約かMNP、Y!mobileではMNPだと割引を含めて1円で入手できる。

Galaxy A25 MNPや新規契約で1円から入手できる「Galaxy A25」

ソフトバンクがPixel 9の価格を改定 1年間は36円の維持が可能に

 2024年12月26日の電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドラインが改正されたことに伴い、ハイエンドモデルの「Pixel 9」などAndroidを中心に一部機種の実質価格が大幅に値上がりしていたが、ソフトバンクは2025年1月31日に「Pixel 9」の価格を改定した。

 Pixel 9(128GB)は、2024年12月25日までは「新トクするサポート(スタンダード)」により2年間は24円を維持できたが、26日以降は「新トクするサポート(プレミアム)」の対象になり、1年で3万6180円(早トクオプション料込み)へと大幅に値上がりした。

 ところが、ソフトバンクは一括価格を15万1200円から13万2048円に値下げし、新トクするサポート(プレミアム)の適用で1〜12回の支払いを月3円で済むようにしている。1年間は36円の維持が可能で、早トクオプション料込みで2万2036円となる。あんしん保証パックの990円×13回を含む実質負担額は、4万9050円から1万4144円安い3万4906円となった。

スマホ 価格 iPhone Android ソフトバンクで値下げされたPixel 9(128GB)。実質負担額も安くなった

iPhone 15は「毎月47円維持」が消滅も、割高にはならず

 影響をほとんど受けていないのが「iPhone 15」の128GBだ。

 ソフトバンクでは一括価格を13万896円から11万3184円に値下げしたが、毎月の支払い額は1円ではなく、205円に値上げ。新トクするサポート(スタンダード)を利用して48回払いでの購入や25カ月目の返却などの条件を満たせば、2年間使った場合の実質負担額は4920円で済む。

 auでは、一括12万4800円となる。スマホトクするプログラムの割引額が最も大きくなるのは、他社またはpovo2.0からの乗り換え(MNP)を行った場合だ。スマホトクするプログラムを利用した上で、13〜25カ月目(約1〜2年後)に端末を返却すると、「スマホMNPおトク割」の4万4000円引きが適用され、実質負担額は7900円(初回354円、2〜22回目は343円)となる。なお、2024年12月まで利用できた「毎月47円維持方法」は消滅した。

 一括価格で見逃せないのがドコモだ。2月21日以降、11万9020円から10万9758円に値下げする。au、ソフトバンク、楽天モバイルにおける一括価格よりも安い。

スマホ 価格 iPhone Android 「iPhone 15」も128GBがお買い得だ。一括価格がお得なのはドコモだ
スマホ 価格 iPhone Android iPhone 15

iPhone 16eはauで毎月47円、ソフトバンクで毎月24円維持が可能

 Appleが2月19日に発表したばかりの「iPhone 16e」は、auとソフトバンクがお得な価格を打ち出している。

 auの場合、他社からauにMNPで移行すると、au Online Shop お得割により3万8500円の割引を受けられ、ストレージの容量が最も少ない128GBを購入し、スマホトクするプログラムで25カ月目までに端末を返却した場合、2年間は47円(初回は3円、2〜23回目は2円)で使用できる。

 ソフトバンクは新規契約かMNPで「新トクするサポート(スタンダード)」適用すると、128GBは24回目までの支払いが毎月1円になり、2年間実質24円で使用できる。

スマホ 価格 iPhone Android 2年間は47円で使用できるauの「iPhone 16e」

Y!mobileの縦折りnubia Flip 2がお買い得、OPPO A3 5Gは一括1円に

 ミッドレンジモデルの注目は折りたたみスマートフォンの「nubia Flip 2」だ。一括価格は8万5680円だが、新規契約かMNPで契約して料金プラン「シンプル2 M/L 」に加入すると、2万1600円引きとなる。さらに、新トクするサポート(A)の利用により1〜24回の支払い総額が1万9680円(820円×24回)になる。

 nubiaブランドからはもう1つ、エントリーモデルの「nubia S 5G」が登場した。一括価格は2万1996円で、新規契約かMNPで契約してシンプル2 M/Lに加入した場合、一括1円で購入できる。

 エントリーモデルでは「OPPO A3 5G」もお得に購入できる。他社から乗り換えて料金プラン「シンプル2 M/L」に加入すると、通常2万1996円のところ1円で購入できる。

スマホ 価格 iPhone Android nubia Flip 2はお買い得な折りたたみスマートフォンだ。通常8万5680円のところ、新トクするサポート(A)の利用で、1万9680円で利用できる

MVNOでお得なスマホは?

IIJmioで「iPhone 12 Pro(256GB)」がお買い得に

 IIJmioでは、2024年9月3日から2025年3月31日まで、「トクトクキャンペーン【スマホ大特価セール】」を実施しており、ギガプランをMNP転入にて対象端末とセットで申し込むと、1契約者(mioID)につきいずれか1台の対象機種をのりかえ価格で提供する。

 例えば、ミッドレンジモデルの「Nothing Phone (2a)」は一括価格が3万4800円から2万6800円に値下げ、「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は3万4800円から2万7800円に値下げとなっている。

 ハイエンドモデルもお買い得だ。例えば、「iPhone 12 Pro(256GB)」の一括価格は2024年11月から12月2日までは5万9800円だったのに対し、2025年1月15日以降は2万円安い3万9800円に大幅値下げとなった。

スマホ 価格 iPhone Android IIJmioの「トクトクキャンペーン【スマホ大特価セール】」では、ミッドレンジモデルがお買い得だ

mineoでお買い得なスマホ多数

 mineoでは、2月4日から3月31日まで、「2025春のマイネオ割」として、端末大特価セールを実施している。

 対象は、期間中に、他社からMNP転入し、音声通話付きSIMのデュアルタイプを申し込んで、対象端末を一括支払いで購入した人と、mineo既存ユーザー(対象端末を追加で購入した場合、プラン変更と同時に対象端末を購入した場合、タイプ変更と同時に対象端末を購入した場合)だ。

 ホームボタンとTouch IDを求めるなら、iPhone SE(第3世代)をmineoで買うのはありだろう。64GBは7万224円から5万4824円、128GBは7万7800円から6万2480円に値下げとなっている。

 型落ちではあるが、ハイエンドモデルの「Xiaomi 13T Pro」は、9万2400円から6万2700円と安い。折りたたみ式のAndroid端末である「Mode1 RETRO II」は、2万6664円から1万1264円に値下げ。通話をメインで使う端末を手に入れるチャンスだ。

スマホ 価格 iPhone Android mineoの端末大特価セールでは、Appleで終売となった、ホームボタン付きのiPhone SE(第3世代)などをお得に入手できる

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