NTTドコモは3月3日、「ahamo」「irumo」をオンラインで新規契約する際の本人確認に、マイナンバーカードを用いた公的個人認証サービス(以下、JPKI)を利用すると発表した。利便性を向上させつつ、より安心して利用できる方式を順次追加する。
導入開始日は、ahamoが4日、irumoが25日で、夏以降はICチップの読み取りに対応したeKYC(容貌画像とICチップ情報)による本人確認も追加予定だ。
JPKIは、インターネット上の手続きでマイナンバーカードのICチップに記録された電子証明書を利用する仕組みだ。eKYCでは、写真付き本人確認書類に内蔵されたICチップに記録された情報を活用する。なお、JPKIおよびeKYCによる本人確認は、NFC対応のiOSおよびAndroid端末で利用可能だ。
ドコモは、決済サービス「d払い」やアカウント認証の「dアカウント」において、既にJPKIを導入している。JPKIやeKYCを活用することで「本人確認書類の撮影が不要となり、即時審査が可能になる」と利点を挙げており、さらに第三者による「なりすまし」の防止にもつながるとしている。
「マイナンバーカード対面確認アプリ」配信開始 実際に使ってみた
マイナンバーカードの「スマホ電子証明書」を使う 注意すべきポイントは?
マイナンバーカード偽造で「ID/パスワードが漏えいする……」は誤認 今一度おさらいしたい仕組み
Pixel 8/Pixel 8 Pro、「スマホ用電子証明書搭載サービス」に対応 マイナンバーカードなしで公的個人認証サービスを利用可能に
健康保険証に代わる「マイナ保険証」に申請しないとどうなる? 利用方法や注意事項まとめCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.