オンラインカジノや特殊詐欺などの犯罪が、ネット経由で10代とつながる可能性がある時代が訪れています。保護者はどうしたらいいのでしょうか。
基本的なことですが、「うまいもうけ話はない」「楽してもうかる話には裏がある」という話を何度でも親子で話しておきましょう。前述した逮捕事例などを伝えるのも効果が高いと思います。SNSでのバイト募集は小さな飲食店などでもよく行われているため、「SNSでバイトを探さないように」と話すのは現実的ではありません。求人サイトにも闇バイトは潜んでいます。
闇バイトに応募しないためには、報酬が高く、業務内容が不明瞭などの募集を避けるだけでなく、連絡がSNSやアプリのみになっている場合もやめておきましょう。そのバイト先は安全なのかをWebサイトなどで確認することも大切です。子どもがバイトをしたいというとき、求人の内容を一緒にチェックしてもいいですね。
また、「フィルタリング」と「ペアレンタルコントロール」の設定も重要です。闇バイトはTelegramやSingalを使って連絡を取ることが多いのですが、新規アプリのインストールを許可制にしておけば、これらのアプリをインストールしようとした時点で子どもに確認ができます。
iOSの場合は「『承認と購入のリクエスト』でお子様の買い物を承認制にする」、Androidの場合は「Google Playでの購入の承認」を設定してください。
そして、もし子どもが闇バイトに応募してしまったら、警察相談ダイヤル「#9110」、または近くの警察署まで相談しましょう。たとえ犯行グループから脅されていても、警察が本人や家族を保護してくれるので安心です。
その言葉、“闇バイト”かも スマホ文字入力「Simeji」が警告機能 きっかけはSNSでの声
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