「iPhone 16e」全方位レビュー、iPhone 16 Proと比較して分かった“真の実力” Apple好きほど選べない?(3/4 ページ)

» 2025年04月07日 11時00分 公開
[島徹ITmedia]
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4800万画素カメラは16 Proゆずりの絵づくり、夜景撮影も十分な品質

 iPhone 16eの背面カメラは、広角26mm相当の4800万画素カメラを搭載。画素数を生かした2倍望遠52mm撮影にも対応する。記録サイズは標準で2400万画素、2倍望遠や夜景撮影時は1200万画素になる。画素数はiPhone 16 Proや16の広角カメラと同じだが、Exifの情報から推測すると、センサーサイズはこれらのモデルよりも小さい。インカメラは1200万画素だ。

iPhone 16eレビュー 広角4800万画素カメラを1つ搭載。2倍望遠もあまり画質を落とさずに撮影できる

 撮影機能を他のiPhoneと比較すると、広角と望遠2倍に対応するが、超広角はない。最短撮影距離は実測でおよそ6センチとかなり寄れる。背景をぼかすポートレート撮影は人の顔にのみ対応する。動画撮影は4K/60fpsに対応し、電子式手ブレ機能を利用できる。より強力なブレ補正のアクションモードと、シネマティックモードには対応しない。

 実際に撮影してみると、明るい屋外では16 Proと同様の絵作りで画質もほぼ遜色ない。絵作りは実際の撮影シーンを重視しつつも、やや鮮やかに味付けする今どきのものだ。絵作りを調整したい場合は、16シリーズの最新世代ではないが、13シリーズから搭載されている「フォトグラフスタイル」機能でカスタムできる。

iPhone 16eレビュー 晴れた日に標準設定で撮影。海の色にも引っ張られず、実際の見た目と理想の中間ぐらいで撮影できている
iPhone 16eレビュー 2倍望遠で撮影。拡大すると偽色も見えるが、建物の細部をかなり細かく描写できている

 一方で、16 Proとの差が見えたのは屋内撮影や夜景モードだ。普段使いではあまり気にならないが、比較すると16eは暗所ノイズが出やすい。夜景モード撮影も16 Proが1秒前後で撮れるシーンに3秒ほどかかり、肉眼で見えないレベルの暗所はうまく描写できない。とはいえ、画質によほどのこだわりがなければ16eも十分優秀だ。一方で、撮影にこだわりを持っている人は16や16 Proを購入すべきだろう。

iPhone 16eレビュー 室内で料理の2倍望遠撮影。目立つほどのノイズはなく、SNS投稿にも十分だ。ただ、高画質カメラスマホと比べると、センサーサイズやポートレート撮影で背景をぼかせない点に違いがある
iPhone 16eレビュー 夜景モードで約3秒の手持ち撮影。撮影も単体で見ると十分高画質だ。なお、16 Proで撮ると撮影時間は約1秒で、中央後方の暗い建物をより明るく撮影できる

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