使う前に、何が入るのかの確認をしておきたい。製品情報ページには、「ゲーム機1台収納」「対応モデル:Nintendo Switch」となっている。なお、「ゲーム機用ポケット」というのはメイン気室のスリーブポケットのことだ。
もちろん、ゲーム機だけ持ち歩くわけではないので、基本の持ち物を入れたうえで、きちんと収納できるかを検証していく。基本の持ち物は、タオルハンカチ、ポケットティシュー、財布、免許証、ハンドクリーム、目薬、リップだ。その他、通信料無制限の契約をしているiPhone 16と、メモ取りに便利なGalaxy S23 Ultraも加わる。
身だしなみ要員である小物たちは、万が一の液漏れにもびくともしなさそうな半透明ポケットに収納する。
出先でゲームをする、もしくはゲームプレイがメインだが緊急時のビジネス対応もできるセットなどを想定して、用意したガジェットは以下のようなものだ。
左の列、上から「Steam Deck」「AYANEO SLIDE」「AYANEO Pocket S」、Nintendo Switch。右の列は上から「ONEXPLAYER 2」、Omikamoの折りたたみキーボード「?BZ-B099T-W」だメイン気室に財布を入れた状態でも、全く問題なくNintendo Switchを入れることができた。
ついで、Androidゲーム機AYANEO Pocket Sを入れてみた。こちらはNintendo Switchよりサイズが小さいので、当たり前だが収納しても余裕がある。
では、ポータブルゲーミングPCではどうだろうか。ディスプレイをスライドするとキーボードが下から現れる「AYANEO SLIDE」や、ゲーミングパッドを取り外すとタブレットPCとして使える「ONEXPLAYER 2」を入れてみたところ、こちらも余裕があった。
AYANEO SLIDEはWindows OSを搭載しているので、万が一のときには仕事をこなすこともできる。そのような事態を想定したのが折りたたみキーボードとのセットだ。その状態でスマートフォン2台を入れてもギチギチになることはなかった。
米国で大人気のポータブルゲーム機といえば、Steam Deckだ。さすがにこれは大きいのでゲーム機用ポケットに入らない。
では諦めなければならないのかというとそうでもない。というのも、メイン気室のポケットではないところならジャストサイズで収まるからだ。
予想以上に収納力が高いので、いろいろ試したくなったが、「荷物を減らす」という当初の目的から逸れてしまう。「オフの日のバッグ」として、基本の持ち物とゲーム機1台、そして小容量のモバイルバッテリーのみ入れて公園へ出掛けてみた。
目的地にたどり着くまで、かなりの段数の階段を登ったが、幅といい高さといい、大きすぎず小さすぎないサイズのためか、「歩きにくい」「動きづらい」といったことはなく、まるで手ぶらのように歩きやすいと感じた。
残念な点を挙げるとすると、抗菌防水ポケットの幅が足りず、自分の所有している女性ものの折りたたみ晴雨兼用折りたたみ傘が入らなかったことだ。
把っ手が長いということもあるが、どこかのノベルティでもらった折りたたみ傘も入れることができなかった。
また、一般的な500mlペットボトルを入れることもできない。バッグ全体のサイズやバランスもあるので、仕方ないことなのかなぁと想像するが、せっかくの防水仕様なのでもったいない気がした。
とはいえ、それ以外はデザインも含めて満足度が高いし、何より「荷物と体への負担を減らす」という当初の目的を果たせるアイテムである。オフの日に、ふらりと出かけたい――そんな気持ちにさせてくれるボディバッグであった。
(製品協力:エレコム)
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