「iPhoneのマイナンバーカード機能搭載」で何が変わる? Androidとの違いやメリットを解説(3/3 ページ)

» 2025年05月22日 11時14分 公開
[小山安博ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

iPhoneをかざすだけで本人確認ができる

 例えば店頭での本人確認でも、現状は「マイナンバーカードのICチップを使った偽造チェック」もでき、「JPKI(電子証明書)を使った本人確認」といった使い方もできる。iPhoneをかざすだけで基本4情報と顔写真が送信できるため、その情報で契約書類を作成して、偽造ができない顔データと本人を見比べて確認した上で安全に本人確認する、という使い方も想定できる。タブレットを併用して、顔データを使った顔認証を機械的に行うこともできるだろう。

 マイナンバーカードのICチップ内にAPとして免許証情報を保管する「マイナ免許証」についても、ウォレットに搭載するモバイル免許証が計画されている。これが実現すれば、身分証明書、保険証、免許証が全てスマートフォンに内蔵できることになる。

 欧州ではEUデジタルIDウォレットの導入が進められており、例えばパスポートをスマートフォンのウォレットに内蔵することで、入出国審査でスマートフォンをかざすだけで通過できる、といった将来像が検討されている。こうした取り組みは世界中で進められている最中だ。

Google ウォレットへのマイナンバーカード機能搭載は?

 ちなみに、Androidにも「Google ウォレット」があり、Appleウォレットと同様にmdocに対応しているため、マイナンバーカード機能を搭載することは可能だ。デジタル庁でも対応は検討しているが、現時点で対応時期は明らかにされていない。

 今後、すぐに対面でスマートフォンに搭載したマイナンバーカード機能を使う例がいくつも登場するとは考えにくく、現状のコンビニ交付サービスやマイナ保険証のように、電子証明書を使ったサービスはAndroidでも変わらず利用できるため、当初は大きな問題にはならないだろう。

 ただ、早期にGoogle ウォレットにも搭載され、早期にスマートフォンのマイナンバーカードを使えるサービスが登場することを期待したい。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  3. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  4. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  7. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  8. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  9. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
  10. 「iPadOS 27」発表 Siri AI対応で生産性が向上、スクショから調べ物も可能に (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー