では、それぞれどれだけのものが入るだろうか。試してみたい。
ガジェットポーチのフロント側気室にある小さめのメッシュポケットは、クレジットカードサイズのものを入れるのにちょうどいい。また、45W程度の小型AC充電器を入れることもできる。航空機内の座席コンセントにぴったりサイズのものが合うだろう。
ゴムホルダーには、充電用ケーブルなどを挟んでおくと良い。モバイルディスプレイとPCをつなぐのに使う、少し太めのUSB Type-Cケーブルも収納できる。
AC充電器をフロント側に入れてしまうと、リア側にはあまり厚みのあるものを入れられない。ということで、MagSafe対応のモバイルバッテリーと、使い勝手の良いスリムタイプのワイヤレスマウスを収納してみた。
その他、少し大きめの完全ワイヤレスイヤフォンや予備のSDカードを入れた状態がこちらだ。これぐらいであれば、型くずれさせることなく、カッコよく持ち歩ける。
同じものを今度はペンケースに入れてみたい。こちらは仕切りなどがないので、ガサッと入れられる。取り出す際に探す手間はあるものの、片っ端から突っ込めるので、撤収作業は速やかに完了するだろう。
大きめのバッグに小物類を入れておくと、乱雑な印象を与えてしまうし、何よりどこに何があるか分かりづらくなるため、使いたいときにサッと取り出せない。
その点、このようなガジェットポーチなどがあると、まとめておけるので整理整頓されたイメージを与えられるし、使いたいときにストレスなく取り出せる。まさにいいことづくめだ。
加えて、今回試したような<ANAオリジナル>ユニフォームコレクションであれば、使うたびにテンションが上がる。そのまま青空へ飛んでいきそうなほどである。
試してみて「これは良い」と感じる点がいくつかあった。その1つは側生地が丈夫で、長く美しい状態を保てそうなところである。
ポリエステル製と聞くと、人によっては「安っぽいのではないか」と心配するかもしれないが、前述のようにしっかりしたツイード調で、決してチープさを感じさせることがない。
加えて、どのような加工が施されているのか不明だが、USB端子の端を強くこすりつけても傷や跡が全く残らなかった。
シンプルながら、どのアイテムにも持ち手が付いており、その幅や長さが計算され尽くしているのも良かった。短すぎると指で引っ掛けるようにして持たねばならないし、長すぎるとテーブルなどに置いたときのシルエットが美しくなくなってしまう。手に下げた際、決して指に食い込まない心地よい幅であることもポイントが高い。「開発スタッフたち、分かっているなぁ」と、なぜか上から目線で感心してしまった。
CA制服をイメージしたデザインではあるが、ユニセックス仕様なので誰でも使えるのもうれしい。旅行時はもちろん、普段でもバッグに入れておき、見るたびに旅情に浸るのはどうだろうか。ポーチに施されたブルーラインが、ユーザーの心を雲の上の青い空に連れて行ってくれることだろう。
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