ドコモの6980円「スマートウォッチ 01」を試す どんな人におすすめできる製品なのか?スマートウォッチ ナビ

» 2025年07月28日 10時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 NTTドコモは7月7日、6980円のスマートウォッチ「スマートウォッチ 01」と「スマートウォッチ 02」を発売した。スマートウォッチ01は、1.83型の大型ディスプレイを搭載した視認性を重視したモデル。スマートウォッチ02は、軽量で動きの妨げにならない1.45型の小型ディスプレイを搭載したモデルとなっている。

 スマートウォッチというより、いわゆるスマートバンドに近い製品だ。製品サイトの説明を見る限り、スマートフォンの着信通知やメッセージの表示、睡眠計測、運動管理などスマートウォッチとしての一通りの機能は備えているようだが、実際の性能はどうだろうか。今回、ドコモから実機を借りることができたので、その性能を詳しく見ていこう。

ドコモ スマートウォッチ ドコモのスマートウォッチを試した

基本スペックと外観をチェック

 まずは、基本的なスペックの確認からチェックしていこう。スマートウォッチ01は、1.83型のTFT液晶を採用し、解像度は240×284ピクセル(203ppi)。画面輝度は最大500ニトで、自動調光機能には対応していない。屋内では十分な明るさだが、直射日光下ではやや見づらいと感じる場面もあった。

ドコモ スマートウォッチ 1,83型、240×284ピクセルのTFT液晶を備える
ドコモ スマートウォッチ ディスプレイの下側ベゼルは、やや広めになっている

 本体側面に電源ボタンを1つ搭載。押し込むことで画面のオン/オフや、どの画面からでもホーム画面に戻ることができる。また、ダイヤルを回転することで、画面のスクロールに対応。ホーム画面では回転よりウォッチフェースの変更も行える。気が付くとホーム画面が変わっていることが何度かあったが、この機能が原因だったようだ。

ドコモ スマートウォッチ 本体側面のダイヤル回転でウォッチフェースが切り替わる。意図せず触れてしまい、表示が変わっていることもあった
ドコモ スマートウォッチ 画面を左から右にスワイプすると、アプリ一覧を表示できる
ドコモ スマートウォッチ メールやアプリの通知も表示可能。高解像度ではないため文字の精細さはないが、内容は問題なく読み取れる

 背面には心拍センサーを搭載。ベルトはスライドばね棒で簡単に変更できるタイプだ。ベルト幅は実測で22mm。さらっとした手触りのシリコン製ベルトだが、この価格帯のベルトにしては付け心地は悪くない。最近は穴にピンを差し込んで固定するタイプのベルトが増えているが、装着時に手間がかかり、個人的には好きではない。その点、スマートウォッチ01は、一般的な尾錠タイプのベルトで着脱も簡単だ。

ドコモ スマートウォッチ 背面にはセンサー。ベルトはスライドばね棒で取り外しが可能だ。実測で22mm幅だったので、市販のベルトとも交換できるだろう
ドコモ スマートウォッチ ベルトは一般的な尾錠タイプ。最近はピンを差し込んで止めるタイプが多いが、装着が面倒なので尾錠のほうが楽に感じる

 充電は、専用のマグネットケーブルから行う。ケーブルの反対側はUSB Type-Aになっている。バッテリー容量は250mAhで、バッテリー持ちは公称で3〜5日間。実際に使用すると、1日当たり20%ほど消費していたので、ほぼその通りのバッテリー持ちとなるだろう。

ドコモ スマートウォッチ 充電は専用のマグネットケーブルを使用する

 なお、スマートウォッチ単体ではバッテリー残量が数値表示されないため、やや不便に感じた。ウォッチフェースによっては1メモリ20%刻みで表示される場合もあるが、正確な残量を確認するにはスマートフォンアプリを見る必要がある。

心拍数、血中酸素飽和度、睡眠データなどを測定できる

 ヘルスケア関連で測定できる項目としては、心拍数、血中酸素飽和度、睡眠データ、運動記録がある。ただし、血中酸素飽和度は自動記録に対応しておらず、必要なタイミングで都度手動測定する仕様だ。心拍数に関しては、デフォルトでは自動計測がオフになっているが、設定から最短5分間隔での自動計測が行えるよう変更できる。

ドコモ スマートウォッチ 心拍は自動記録に対応しているが、血中酸素飽和度は手動での計測しか行えないようだ

 計測したデータは、スマートフォンアプリ「TechWear」に同期される。最近のヘルスケア関連では、計測したデータをそのまま見せるのではなく、幾つかのデータから算出したスコアを表示してその日の体調の良しあしを示すものが多いのだが、TechWearではデータをそのまま表示する。使えるデータが心拍数と睡眠データくらいしかないので、スコア化などの機能はないのだろう。ただ、余計な表示がないので、純粋に睡眠データだけを見たいといった場合には、こちらの方が分かりやすい気がする。

ドコモ スマートウォッチ 計測データは「TechWear」アプリと同期する

 運動の計測にも対応しているが、あくまでも計測できるだけといった印象だ。あとからルートを確認したり、距離ごとのペースを確認したりといったことはできなかった。

ドコモ スマートウォッチ 睡眠データは、浅い睡眠、深い睡眠など、詳細を確認することも可能(左)。運動データは詳細を見ることはできなかった(右)

 なお、TechWearはAndroidのヘルスコネクトやiOSのヘルスケアと同期が可能。ヘルスコネクト/ヘルスケアを介して「dヘルスケア」など他のアプリで計測データを管理することもできる。

まとめ:ドコモから買えることの安心感に価値がある

 短期間の試用ではあったが、使ってみた印象としては、スマートフォンやスマートウォッチになじみがある人が購入する製品ではないということ。おそらく、ドコモ側もそうした層はターゲットにしていないのだろう。6980円と安価な製品ではあるが、XiaomiやOPPOなどからも同価格帯でさらに高性能なスマートバンドが発売されている。

 ただ、そうした製品は、スマートウォッチになじみがない、初めて購入するという人には手を出しにくいということもある。スマートフォンを購入したついでにドコモショップで購入できる、何かあればドコモショップに相談できるスマートウォッチ 01のような製品は、ニッチではあるが需要自体はありそうだ。こうした「買いやすさ」や「相談のしやすさ」が、本製品の最大の価値といえる。

 性能面での妥協は避けられないが、全国のドコモショップでのサポートが受けられる安心感は、他社製品にはない大きなアドバンテージ。デジタル機器に不慣れな層や、購入後のサポートを重視するユーザーにとって、検討に値する選択肢となりそうだ。

(製品協力:NTTドコモ

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