デザイン刷新の「iPhone 17 Pro」実機レポート 質実剛健なアルミのユニボディー、カメラの使い勝手も向上(2/2 ページ)

» 2025年09月10日 19時20分 公開
[石野純也ITmedia]
前のページへ 1|2       

冷却性能も向上 SIMスロットがなくなった分、バッテリーを増量

 実機では分かりづらい部分だが、iPhone 17 Pro/Pro Maxには放熱を行うためのベイパーチャンバーが内蔵されている。ここで吸収した熱を、アルミのユニボディーを通じて放出し、本体を冷却する設計になっている。単なる見た目を変えるためのデザイン変更ではなく、熱効率やパフォーマンスの向上を意図した設計全体の変更だったというわけだ。

iPhone 17 Pro 大型のベイパーチャンバーを備え、この熱をアルミを通じて拡散する。チタンからアルミに素材が変更されたのは、そのためだ

 実際、ゲームをするときはもちろん、Apple Intelligenceを使って連続して文章を書いたり、画像を生成したりしていると、かなり本体が熱を持つことがある。熱が上がるとチップセットのサーマルスロットがかかり、性能が低下する。iPhone 17 Pro/Pro Maxではそれを防ぐことで、よりピーク性能を維持しやすくなっているといえる。

 日本版は、SIMカードスロットを廃したeSIMオンリーの仕様になっているが、Appleによると、eSIMオンリー版は、空いたスペースを使ってバッテリー容量を増量しているという。具体的な容量は明かされなかったが、ビデオ再生が最大2時間、物理SIMカード対応モデルより長くなっているという。

iPhone 17 Pro
iPhone 17 Pro SIMカードスロットありのSKUとなしのSKUの内部構造。なしの方は、SIMカードスロットがあった場所まで、バッテリーが拡張されており、駆動時間が伸びている

iPhone 16 Proからやや厚く重くなり、質実剛健な印象に 

 ディスプレイサイズはiPhone 17 Proが6.3型、iPhone 17 Pro Maxが6.9型で、この点は、先代モデルのiPhone 16 Pro/Pro Maxから変わっていない。2モデルとも、1Hzから120Hzにリフレッシュレートが可変するProMotionに対応する。また、2モデルとも屋外でのピーク輝度が2000ニトから3000ニトまで上がった。

 カメラのスペックはサイズによって差はなく、放熱設計なども共通している。2モデルの違いは、主にディスプレイサイズとバッテリー容量、あとはそれに起因する駆動時間などに集約されるといっていい。プロセッサも共通で「A19 Pro」が採用されており、6コアのGPUにはAIの処理を行うNeural Acceleratorが搭載されている。

iPhone 17 Pro
iPhone 17 Pro カメラのスペックなどは、2機種共通。ディスプレイサイズやバッテリーなど、大きさ由来のスペックが差分になる

 一方で、iPhone 16 ProからiPhone 17 Proでは、厚みが0.5mmほど増していたり、重量が7g重くなっていたりと、サイズアップしている側面もある。いずれも、アルミのユニボディーを採用したことによるものとみていいだろう。その意味で、Proモデル2機種はより質実剛健になり、プロのニーズに応えるモデルとして生まれ変わったといえそうだ。

(取材協力:アップルジャパン

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  6. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  7. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  8. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  9. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー