
この数年で、AIを活用した議事録作成ツールは珍しくない存在となった。高度な音声の文字起こしや要約、翻訳といった機能が便利で、既にビジネスの現場で活用しているという人も多いだろう。
そうしたサービスのほとんどはPCやスマートフォン上での操作を前提としているが、より自然で直感的な操作性を追求した、AIスマートノートというカテゴリーを提案しているのが「iFLYTEK AINOTE Air 2」という製品だ。
iFLYTEK AINOTE Air 2は、8.2型の電子ペーパーを搭載したメモデバイスで、録音した音声や付属のペンで書いた手書きメモを即テキスト化したり、その内容をChatGPTで要約、翻訳したりといった議事録作成に役立つ機能を備えている。
日本ではMakuakeでクラウドファンディングも実施したが、応援購入金額は目標が30万円に対して1億2955万7650円(43186%達成)と、非常に注目を集めた。
本体には、ワコムの技術を活用した高感度スタイラスペンが付属している。画面占有率88.5%のE-inkディスプレイに直接メモを書き込める他、書き込んだメモは独自のOCR技術によってワンタッチでテキストに変換される。
OCRは日本語を含む83言語(英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ハンガリー語、ポルトガル語、タイ語、ロシア語、アラビア語、中国語、日本語、韓国語、その他70言語)に対応しているため、言語を意識する必要はなく幅広いユーザーが利用できる。
文字をペンで書き込むだけでなく、ICレコーダーのように音声を録音し、独自の音声認識エンジンで即座にテキスト化することも可能だ。
複数人が発言するような場でも、AIが話者を自動で識別し、それぞれの発言を分けて表示するため、一覧性が高いのも特徴だ。音声の文字起こしは15言語(英語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、広東語、ロシア語、マレー語、ベトナム語、アラビア語、タイ語、インドネシア語、中国語、ハンガリー語)に対応している。
さらに10言語(日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、ハンガリー語)の双方向翻訳にも対応している。例えば、英語の講演会に持ち込んで、英語で話されている音声を即座に日本語翻訳してテキスト表示させたり、自身が日本語で話した内容を即座に翻訳し、相手に画面を見せて伝えたりといった活用も可能になる。
iFLYTEK AINOTE Air 2で会議の議事録を作成する場合、まずは音声を録音しつつ、必要であれば手書きで重要なポイントをメモしてもいいだろう。録音した音声はすぐにテキスト化され、ChatGPTで議事録を即座に作成できる。ChatGPTのアカウントは不要だ。議事録は自動で整理され、後から検索して確認するといったことも可能だ。
これまでは録音した音声ファイルや手書きメモのデータをそれぞれ自身で取り込み、文字起こしツールにインポートしたり、テキストをコピー&ペーストして要約を行ったりといった作業が必要だったが、iFLYTEK AINOTE Air 2があれば1台で議事録作成に関する作業を完結できるのがメリットとなる。
iFLYTEK AINOTE Air 2は上記以外にも、Kindleアプリで電子書籍を読んだり、PDFファイルを取り込んで表示・書き込みしたり、スケジュールやToDoリストを管理したり、図などを書き込んだり──電子ペーパーとペンの組み合わせならではの機能を利用できる。
これら充実した機能が、本体サイズ約137(幅)×193(高さ)×5〜6.5(奥行き)mm、重さ約230gという薄型軽量ボディーに収まっている。さらに2600mAhのバッテリーを搭載することで、公称値で7日間の連続動作を実現している。
これまで会議で議事録を取るために作業が煩雑になり、議論の本質を聞き逃してしまったり、後からメモを見返しても何が重要だったのか分からなくなってしまったり──そんな経験はないだろうか。iFLYTEK AINOTE Air 2があれば、そうした会議のストレスを軽減し、参加者全員が議論に集中できる環境を提供してくれるだろう。
AIで仕事を効率化するために役立つデバイスとして、iFLYTEK AINOTE Air 2を試してみるのもいいだろう。
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提供:iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2025年10月16日