リコーイメージングは10月9日、中国realmeが開発するスマートフォンのカメラ機能に対する技術開発で協業すると発表した。成果の第1弾として「RICOH GR」シリーズの開発メンバーが中心となってカメラ機能の検討やアドバイスを行った「realme GT 8 Pro」を14日に中国で発表する。日本での発売予定はない。
スマートフォンに搭載するカメラのレンズや画像処理、UI(ユーザーインタフェース)について、realmeとRICOH GRの研究開発チームが徹底したカスタマイズを施した。具体的には、あらかじめ定めた基準を目指したカメラの性能評価や写真の官能評価を実施している。ただし、RICOH GRシリーズと同レベルの画質を保証するものではないという。
realmeはXで予告ポストを投稿している。添付された写真には、RICOH GRのカメラと共に「Camera powerd by RICOH GR」というロゴが入ったスマートフォンが写っている。
リコーイメージングは「これまでスマートフォンのみを利用して写真撮影を楽しまれてきた方々に対し、より高画質・高品質な写真を体験いただくことで、趣味や芸術表現としての写真の素晴らしさ、さらにはカメラ自体への関心を高めていただくことを目的としている。これまでRICOH GRシリーズで培ってきた、ストリートフォトグラフィーに適した撮影機能や描写性能の一部をより多くの方々に体感いただくことで、ストリートフォトグラフィーの楽しみや、さまざまな視点で日常の中の被写体を発見する文化を両社で提供していきたい」とコメントしている。
RICOH GRシリーズは、高画質と携帯性が売りのコンパクトデジタルカメラ。1996年にフィルムカメラとして登場して以来、現在もポケットに入る本体サイズに、ミラーレスで採用されるAPS-Cサイズ相当のCMOSイメージセンサーを搭載するなど、コアなファンを多く抱えるロングセラーモデルだ。
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