スマートフォンのカメラ性能の高さにおいて、海外では常に評判の高いvivoのXシリーズから、最新モデル「X200 Ultra」が登場しました。背面はアルミなど金属シャシーを思わせるデザインですが、これはプリント仕上げによるもの。実際はガラス仕上げの表面です。
プロセッサはSnapdragon 8 Eliteで、ディスプレイは6.82型(3168×1440ピクセル)、輝度は4500ニト。アウトカメラは5000万画素です。バッテリーは6000mAhで90Wの有線、40Wの無線充電に対応します。
X200 Ultraも本体右側面にカメラボタンを搭載します。青いラインはvivoのコーポレートカラーであるブルーです。vivoはこのボタンを「Vボタン」と呼んでいます。
本体サイズは約163.14(幅)×76.76(奥行き)×8.69(高さ)mm、重さ約229gです。ただし、黒と赤のカラバリもあり、それらは約232gです。バッテリーサイズの割には本体の厚みはあまりありません。現在は中国のみの販売で、AndroidベースのOriginOSを搭載しています。
カメラ構成はやや特殊です。広角カメラは35mmの5000万画素、センサーサイズは1/1.28インチ。望遠は3.7倍(85mm)で2億画素、超広角は14mmの5000万画素を搭載します。広角カメラは画角をデジタルカメラなどに寄せており、より写真撮影にフォーカスした設計になっているわけです。またカメラバンプ部分はストレートな出っ張りとすることで、厚みはあまりありませんがレンズ風のデザインに仕上げているようにも見えます。
広角カメラのセンサーサイズは1型ではないものの、AI処理も含めなかなかいい絵を撮ってくれます。夜景のシャープさは一度体験したらやめられないとも言われていますが、あらゆるシーンを苦にしない絵作りをvivoは目指しています。
ちなみにデジタルで100倍、230mmの絵を撮ると、AI補正が面白いように決まります。35mm撮影時のどの部分を拡大したか分からないほど、スマートフォンの画面で見ても十分な絵を作ってくれます。
Vボタンの感度はタッチというよりやや押し込む感じです。タッチ方式より物理ボタンに近づけることで「撮っている」という感覚を持てますね。もちろん指先を左右にスライドさせることで、焦点距離の変更や設定で明るさ変更などが可能です。
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