アンカー・ジャパンは10月21日、モバイルバッテリーやBluetoothスピーカー、会議用スピーカーの4製品を自主回収すると発表した。製造工程における不備により、使用時に意図しない電流が内部で流れる(内部短絡:ショート)可能性があるという。
自主回収の対象となる製品は、以下の4製品だ。
バッテリーセルの製造を委託しているサプライヤーの製造工程で、特定の時期に電極体の切断時に発生する細かな異物の処理が適切に行われていない状況があった。その環境下で電池セルが組み立てられた結果、一部製品の電池セル内に細かな異物が混入する事象が発生し、使用時に内部短絡が起こり得る状態で出荷されたという。
同社は2024年9月以降、海外で発火などの事象が発生したことを受け、モバイルバッテリーなど複数製品の自主回収・交換を実施。その後も継続的な追加調査を行っている。
アンカー・ジャパンは「対象製品をご購入されたお客さまならびに日頃よりAnkerグループを応援してくださっている皆さまには、多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしますことを深くおわび申し上げますと共に、製品回収にご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします」と謝罪している。
自主回収に関する問い合わせ先はオンライン受付フォーム(24時間対応)または電話(0120-775-171/フリーダイヤル、土日祝含む午前9時から午後5時まで)。
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