ゲオがスマホなどの店頭レンタル、まず全国15店舗で開始 料金は?

» 2025年11月21日 13時25分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 ゲオがスマホとタブレットの店頭レンタルサービスを開始する。取扱開始日は11月21日で、まず全国15店舗で導入し、スマホが突然使えなくなった利用者の代替手段を即時に提供することを目的にしている。手続きから受け取りまでを店頭で完結できる点を最大の特徴する。

ゲオ レンタル スマホ ゲオは11月21日にスマホとタブレットの店頭レンタルサービスを開始する

レンタルサービス開始の意図

 スマホは決済、連絡、業務など日常生活の多くを支える必需品だが、故障や破損、紛失が起きた際に、代替機をすぐに入手できない状況に陥る可能性はある。キャリアやメーカーの補償サービスは端末到着まで時間を要し、オンラインのレンタルでも配送待ちの空白期間が生じる。この期間中、利用者は決済ができなかったり、家族や仕事の連絡手段を失ったりするなど、生活に直接的な支障が出る。

 そうした問題を解消するため、ゲオは店舗の在庫を活用し、その日のうちに端末を受け取れる対面型の新サービスを立ち上げる。中古端末を扱う店舗の強みを生かし、在庫を確保したうえで即応性を高め、まずは15店舗から試験的に展開する。

レンタル料金や店頭完結の仕組み

 レンタル料金は7泊8日の場合、Androidが308円、iPhoneが418円となる。利用できる端末の一例として、iPhone SE 第3世代(64GB)、Galaxy A25 5G を用意する。短期間のみスマホが必要な利用者や、故障時の“つなぎ利用”を想定した価格帯とし、対面で即日受け取れる利便性を重視している。

ゲオ レンタル スマホ ゲオのレンタルサービスの料金一覧

 申し込みから受け取り、返却までを店舗で完結できるため、配送待ちが発生しない。店舗スタッフが端末を確認しながら手続きを進めるため、状態を確認しながら安心して利用できる点を強調する。返却時には利用者自身による初期化に加えて、店舗側でBlanccoのデータ消去ソリューションを使い、国際認証に基づく完全消去を行う。端末のひも付け管理についてもIMEIとレンタルコードを管理し、携帯電話不正利用防止法に基づく運用を徹底すると説明した。

レンタルサービス開始の狙いと運用体制

 レンタル事業を担当する濱野敏郎社長は、スマホが使えなくなる事象が生活に与える影響は大きく、店頭で“その場で解決できる”点がゲオの強みになると語った。ゲオはすでにPlayStation 5のレンタルを先行して展開しており、その運用ノウハウをスマホにも応用したという。スマホは通信機能を持つため、管理や法令対応が他のレンタル品より複雑になるが、端末ごとの情報管理、データ消去、店頭での確認作業などを整備したうえでサービスに適用した。

 また、スマホトラブルが発生した利用者の受け皿として、「とりあえずゲオに行けばどうにかなる」存在を目指すと説明する。サービス開始後の状況を見ながら、将来は全国約1000店舗への拡大を見据えている。各店舗が在庫を確保することで、地域に根ざした迅速な代替端末提供の仕組みを整える狙いがある。

 ゲオは店頭レンタルの利便性と在庫運用の強みを生かし、新たな来店機会にもつながるとみる。生活に密着した店舗サービスとして定着させ、利用者の不便を即時に解消できる体制を整える方針だ。濱野氏は、生活に欠かせないスマホのトラブル時に利用者を支えるサービスとして、今後も価値向上に取り組むとしている。

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