2025年10月、中国では19機種のスマートフォンが発売されました。そのうち16機種がハイエンドモデルです。実に2日に1台、高性能なスマートフォンが登場したことになります。ちなみに2024年の同時期にも、ほぼ同じぐらいの製品が登場していました。中国で最もスマートフォン熱の高まるのが、この時期なのです。
これは例年10月中旬から11月11日にかけて行われる、中国の独身の日「双11」セールに向けて、各社が新製品を投入するためです。ちなみにXiaomiは9月末にもハイエンドモデルを3機種も出しており、それを加えると、とんでもない数の新製品が約1カ月の間に登場しました。
双11は、もともと2009年に中国EC大手のアリババ(Alibaba)が秋の消費喚起として始めたものですが、今では毎年恒例の大行事になっています。
ここ数年は新型コロナのパンデミックの影響や、中国国内の景気減速により、各ECサイトは11月11日セールの売上高を公表しなくなっています。とはいえ、1年で最も消費が盛り上がる時期であることは間違いありません。
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