コンクリートへの落下にも耐える? 「Gorilla Glass Ceramic 3」発表、スマホ画面さらに割れにくく

» 2026年03月04日 14時31分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 スマートフォン向けの強化ガラスなどを手掛ける米Corning(コーニング)は3月2日、耐久性を大幅に向上させたガラスセラミック「Corning Gorilla Glass Ceramic 3」を発表した。新素材は、デバイスの製品寿命を通じて高い保護性能を維持するよう設計している。米Motorolaの新型折りたたみスマートフォン「razr fold」への採用を決定した。

Corning 米Corning(コーニング)の発表内容

 コーニングのバイスプレジデントを務めるロリ・ハミルトン氏は、長期的な信頼性を重視したと述べる。ハミルトン氏は、ガラスとセラミックの専門知識を結集し、過酷な環境でも安定して動作する素材を開発した。日常の事故から端末を守るため、現実の使用環境を想定した検証を行っている。

 性能試験においてGorilla Glass Ceramic 3は、コンクリートを模した表面に対し2m超の高さからの落下に耐え、アスファルトを模した面へ1mの高さから20回連続で落としても破損しなかったという。コーニングは、競合するアルミノシリケートガラスが初回で破損する中で、圧倒的な耐久性能を実証できたとアピールする。

Corning スマホ ガラス 画面 ディスプレイ 割れる 割れにくい Gorilla Glass Ceramic 3は、2m超の落下やアスファルトへの連続落下に耐え、競合を圧倒する耐久性を実証した

 米Motorolaのバイスプレジデント、レオ・リウ氏は、ユーザーが日常で安心して使えることを期待していると語る。リウ氏は、razr foldに新素材を用いることで製品の耐久性が向上し、長く信頼して使えるデバイスを提供するという同社の目標を、強力に支援する仕組みが整ったと説明した。

 コーニングの技術と米Motorolaのデザインが融合した。razr foldは、Gorilla Glass Ceramic 3を搭載する市場初のスマートフォンとなる。世界中のメーカーに採用される同シリーズは、既に数十億台の保護に貢献している。

 米Motorolaは3月5日まで開催するMWCにおいて、最新技術を展示する。ブースでは、新素材を採用したスマートフォンを含む製品群を公開する。コーニングは今後も材料科学の知見を生かし、多様化する市場ニーズに応える革新的な製品開発と安定した供給を継続する。

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