任天堂の公式サポートによる、ある部品の取り扱いに関する強い注意喚起がSNS上で大きな注目を集めている。対象製品は、人気の高いゲーム機「Nintendo Switch 2」「Nintendo Switch(有機ELモデル)」だ。この2モデルのディスプレイには、飛散防止フィルムが貼り付けられている。
5月13日、任天堂サポートが公式Xアカウントで注意喚起を実施した。同アカウントは、Nintendo Switch 2と有機ELモデルの画面には、ディスプレイが破損したときに破片が飛散することを防ぐため、最初から飛散防止フィルムを貼付していると本体の仕様を説明した。さらに続けて「無理にはがすと元に戻すことができませんので、このフィルムは絶対にはがさないでください」と、強い言葉を用いて注意を促した。
同アカウントは、画面を傷や汚れから守るために市販の液晶保護フィルムを使用する場合は「飛散防止フィルムの上から貼る」よう案内。元から貼付されているフィルムを剥がして貼り替えることはできないという点を強調している。
同様の内容の注意喚起は、今回が初めてではない。任天堂は以前からX(旧Twitter)だけでなく、公式サイトでも同様の呼びかけを行ってきた。直近では、次世代機の動向に注目が集まっている影響か、改めてこの注意喚起のポストが話題となったようだ。もっとも、任天堂側の意図は話題作りにあるのではなく、あくまで誤った取り扱いを未然に防ぐための丁寧な周知にある。
ゲーム機に限らず、スマートフォンやテレビなどの製品では、出荷時の梱包用フィルムを剥がして使用するのが一般的だ。その慣習から、誤って必要なフィルムまで剥がしてしまうユーザーがいることを任天堂は懸念している。大切な本体を長く安全に使い続けるためにも、ユーザーはこの仕様を正しく理解しておく必要があるだろう。
この投稿に対し、X上ではさまざまな声が寄せられている。最も多かったのは、フィルムの存在自体を知らなかったという驚きの声だ。実際に「フィルムの存在に全く気付かず、すぐに上から別のガラスフィルムを貼って使用していた」と安堵するユーザーや、「内容を知らないと、単なる梱包用フィルムだと思い込んで剥がしてしまう人がいそうだ。新機種を手に入れた際は、まず説明をしっかり確認することが大切だ」と警鐘を鳴らすコメントが見受けられた。
また、公式の丁寧なアナウンスに対しては「誤って剥がしてしまい、保証対象外になる事態を防ぐための公式の配慮だと感じる」と評価する意見も上がっている。一方で、別の視点からの意見や要望も寄せられている。「動画サイトで実際に剥がしている検証を見たが、かなり強力に接着されているようだ。誤って剥がそうとする人が本当に出るのか少し疑問に思うほどの強度だった」と、フィルムの粘着力の強さから、剥離を疑問視する声も見られた。
さらに、製品の仕様や販売体制に対する真摯(しんし)な意見も見受けられる。「最初からガラスの内側に組み込むなど、二重構造にするような設計は技術的に難しいのだろうか」と技術的な改善を求める声や、「ディスプレイやジョイコンを使用しないユーザー向けに、それらが付属しないモデルも検討してほしい」といった要望が挙がった。中には「なぜこのタイミングで発信されたのか」と、値上げや転売問題に対する不満をぶつけるユーザーも見られた。
任天堂による今回の注意喚起は、正しい扱い方を利用者に再認識させたはずだ。Switch 2や有機ELモデルを安全に、そして長く愛用するためには、公式の案内に従って飛散防止フィルムはそのままにし、必要に応じてその上から保護シートを貼るのが正しい取り扱いとなる。値上げ前に駆け込みで購入を検討している方や、すでに所有している方は、改めて自身の端末の画面の取り扱いに注意していただきたい。
任天堂は公式FAQにて、Nintendo Switch 2や有機ELモデルの画面には破損時の飛散防止フィルムが標準で貼付されていると案内している。このフィルムは剥がして貼り替えることができない仕様のため、そのまま使用する必要がある。画面を傷から保護したい場合は、剥がそうとせず、その上から市販の保護シートを貼るよう周知されており、誤って剥がさないよう注意が求められる(出典:任天堂公式FAQ)
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