―― フォルダブルスマホほど画面が大きくなってくると、ペン以外にもいろいろとつなげてより便利に使いたくなってきます。中国での発表時にはキーボードもありましたが。
河野氏 あれは中国限定でした。他にも、サードパーティー製ですが、手帳として持ち運べるようなアクセサリーやペンホルダーなどが出ています。auさんのような(アクセサリーに注力する)販売方針を取っているところもあるので、アクセサリー群は展開できたらいいなと思っています。
―― そのauですが、au Flex Styleの価格は30万円を切っていて他より安かったのが印象的です。
河野氏 auさんとは、一歩一歩着実に成果を出しているところです。ご採用を継続していただいていることもあり、何とかしてauさんの期待には応えたい思いがありました。そのような中で、au Flex Styleとしてご採用いただき、戦略的な価格を打ち出してきたのはわれわれに対する期待の表れなので、責任感も感じています
―― 今回はありませんが、Find X9はSoftBank Free Styleでも販売されています。
河野氏 ご採用いただくには、相思相愛でなければなりません。私どもが売ってくださいと言うだけのものではないですし、お互いがお互いの価値を認めて一緒に手を組むことが大事だと思います。
―― こういった形での販売が増えているのはなぜでしょうか。
河野氏 お互いにとってメリットがあります。特定のアプリをインストールするとどうしても検証等々に時間が取られますし、ローカライズにも時間がかかります。そういったところも含めて、お互いにメリットがあります。
―― 一方で、Find N6はおサイフケータイ非対応でした。これはなぜかを教えてください。
河野氏 はっきり言ってしまうと、目標販売台数が少ないからです。数万台出せる端末と、数千しかない端末だと、1台あたりにかかってくるコストも変わります。そういった意味で、まずは搭載を見送りました。
―― “まずは”ということは、売れれば次はあるかもしれないということですね。
河野氏 可能性の話で言えば、あります。私は海外からのお客さまをアテンドすることもありますが、今はクレジットカードの決済で通過できる駅もありますし、Suica自身も何年か後には変わっています。数年後には情勢が変わっているかもしれない。そこは市場の動向を注視していきますが、一方で日本市場は減点方式で見られます。特にミドルのReno Aシリーズには今後も必ず搭載していきますし、その上のミドルハイについても販売パートナーと協議しながら進めていきます。
―― 今年はさらに最上位モデルのFind X9 Ultraも発売されます。あの発表には驚きました。
河野氏 今回、Ultraの発表に関しては非常に慎重に検討しました。言葉を選ばず言えば、禁じ手だと思っています。フラグシップの発表で次のフラグシップの発表をするのは、本来だとやらないことです。ただ、私どもが日本市場にどれだけ注力していくのかを示すためにも、検討した結果、あのタイミングでの発表が適切であろうという判断になりました。
―― グローバル発表よりも早いというのは異例だったと思います。
河野氏 そうですね。これは、Find X9 UltraとFind N6の想定ユーザーが全く異なるからできたことでもあります。買い控えが起こらないという想定です。値段も若干違いますからね。
―― カメラスマホということで、期待している人も多いのではないでしょうか。
河野氏 もともとOPPOはBlu-rayレコーダーを開発していた会社なので、映像ソースをいかに忠実に再現するかに強みを持っていました。その考え方は、スマホにも生きています。見たままをいかに忠実に切り取るか。その方向性は、ハッセルブラッドとも似ていて、ぜひパートナーにということで話が進んでいきました。
―― その思想は、Find N6にも受け継がれていますよね。カメラが強化されたのも、今回の特徴だったと思います。
中川氏 海外で出ていたFind N5のときよりも画素数が高くなったり、インカメラもセルフィーを楽しめるようにアップデートしたり、フラグシップ並みのカメラを搭載するようになりました。
河野氏 超広角カメラも暗いところでの集光率が上がって、きれいになっています。
―― 他社も含めて、フォルダブルでここまでカメラにこだわるところはあまりないような気がします。
中川氏 今までのフォルダブルスマホに足りなかった部分を追求しています。バッテリーやカメラなどを総合的にアップデートして、開けばスマホ、閉じればフラグシップ並みのカメラを普通のスマホのように楽しんでいただけるように設計されています。
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