パフォーマンスの限界を追求する、nubia「REDMAGIC 11S Pro+」が登場:山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2026年06月30日 12時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 ZTE傘下のnubiaゲーミングブランド「REDMAGIC」シリーズの最新モデル「REDMAGIC 11S Pro+」が中国で発売になりました。なおグローバルでも「REDMAGIC 11S Pro」として登場予定です。

photo REDMAGIC 11 Pro+(左)とREDMAGIC 11S Pro+(右)

 中国メーカーは、一部の既存モデルに最新プロセッサだけを載せ替えたマイナーチェンジ版を、約半年ごとに投入することがよくあります。とはいえ、2025年10月に登場した前モデル「REDMAGIC 11 Pro+」は、2026年の現在でも最上位クラスとなるSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しています。

photo 前モデルから半年、何が変わったのだろうか?

 実は同プロセッサには、より高いパフォーマンスを発揮するSnapdragon 8 Elite Gen 5 Leading Versionという上位バリエーションが存在します。新モデルのREDMAGIC 11S Pro+はこれを採用することで、単なる載せ替えにとどまらない、前モデル超えのフラグシップとして位置付けられているのです。

photo さらなる上を目指したモデル

 今回は中国の家電量販店の店頭で短時間触れたのみで、ベンチマーク計測までは行えていません。とはいえ、両チップセットの違いは日常的なスマートフォンの使い方ではほとんど体感できず、ごく一部の負荷の高いハイエンドゲームでのみ差が現れるレベルと考えられます。

photo 他のハードウェア性能は同等、ハイエンドゲーム向けの改良モデルだ

 確かに位置付けとしてはマイナーチェンジですが、それでも他社を含めたゲーミングスマートフォンの中で頂点を狙うべく、あえて上位版チップを載せてきたあたりに、REDMAGIC開発チームの強いこだわりと心意気が感じられます。

photo ゲーミングスマホの最上位を目指す

 なお、前モデルとは本体サイズや仕上げなどまったく同一で、外観上の大きな違いはありません。唯一の違いといえるのが、透明ボディーの背面から見えるプロセッサの刻印部分です。REDMAGIC 11S Pro+ではSnapdragon 8 Elite Gen 5の銘の下に「LEADING VERSION」の文字が誇らしげに刻まれています。

photo 左のREDMAGIC 11S Pro+のみ「LEADING VERSION」が見える

 ゲーミングスマートフォンはASUSが事実上の撤退姿勢を示すなど、ライバルが減る一方で、他の中国メーカーから空冷ファン搭載モデルが続々と登場しているほか、同じnubiaからも低価格で同ファンを備えた「nubia Neo 5 GT」が出てくるなど、実は市場が盛り上がっています。

photo ゲーミングスマートフォンはライバルが増えている

 REDMAGICもゲーム用途にとどまらず、キャラクターの「Mora」をAIアシスタントとして組み込むなど、ハイエンドモデルの新たな使い道も模索しています。こうしたゲーム特化型の端末も、今後は日常のさまざまな用途へと活躍の場が広がっていくかもしれません。

photo ハイエンドモデルだからこそAIアシスタントを活用できる

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