住民税や固定資産税、自動車税など、税金を支払うときには、できるだけ得できる方法を考えている。今は年会費無料の「リクルートカード」からnanacoチャージし、セブン-イレブンでnanacoを使って支払うという王道の方法を利用している。こうすることでnanacoチャージ時にリクルートカードの1.2%のポイントがたまる。
しかしリクルートカードからnanacoへの新規カード登録は2020年3月で終了した。既に登録済みの筆者はこの方法が使えるものの、ポイント還元されるのは月間3万円までと、徐々に条件が厳しくなってきている。いずれnanacoチャージではポイントがたまらなくなるかも……。
そのような危機感から、新たな方法を模索中だ。その方法として検討しているのが、スマホ決済アプリの「請求書払い」だ。納付書(払込票)にあるバーコードをスマホで読み取ることで、24時間いつでも自宅から支払うことができる。
2023年4月1日から開始された地方税統一QRコード「eL-QR」によって、固定資産税・都市計画税、個人住民税、個人事業税、自動車税、軽自動車税、不動産所得税などが、スマホ決済アプリから手軽に支払えるようになった。ただ自治体によって異なる場合があるので、届いた納付書に「eL」のマークが入っているかどうかを確認してから利用しよう。
請求書払いのメリットは前述したように、いつでも自宅から支払えること。また全国の自治体で同様の方法が利用でき、支払い方法によってはポイント還元が受けられる。一方、デメリットは紙の領収証書が発行されないこと。また、納税証明書の即時発行ができないことだ。
なお、eL-QRの支払いには、スマホ決済アプリ以外にも、クレジットカードやインターネットバンキング、口座振替などの方法が使える。とはいえ、インターネットバンキングや口座振替ではポイント還元は得られない。またクレジットカードはカードによって所定のポイント還元はあるものの、税額に応じたシステム利用料が加算されてしまう。
お得で便利ということを考えると、スマホ決済アプリを選ぶのがよさそうだ。中でも大手キャリアが提供する「d払い」「au PAY」「PayPay」「楽天ペイ」の主要4サービスなら、普段から使っているので利用しやすい。そこでこの4サービスの中でどれが一番お得なのかを比較してみた。
通常、d払い、au PAY、PayPay、楽天ペイで決済するとポイントがもらえる。請求書払いも以前はポイントが獲得できていたが、残念ながら現在は4サービスともポイント還元の対象外となっている。そのため決済以外の部分で得できる方法について、4サービスを比較してみた。
d払いの請求書払いはd払い残高の支払いのみで、dカード払いやクレジットカード払い、電話料金合算払いは利用できない。d払い残高にチャージするには銀行口座、コンビニATM(セブン銀行やローソン銀行)からの現金チャージになるので、ポイントは発生しない。dポイントを支払いに利用することもできないので、正直、お得感はない。ポイント還元のあるキャンペーンなどのタイミングを狙うのがいいだろう。
au PAYの請求書支払いはau PAY残高で支払う。残高には、Pontaポイントや通信料金合算、クレジットカード、銀行口座、コンビニATMなどからチャージができる。au、UQ mobile、povo1.0を契約している場合は、「au PAY カード」や通信料金合算、「auじぶん銀行」からオートチャージの設定も可能だ。
クレジットカードでのチャージ時には、基本、ポイントがたまる。だが全てのカードが対象というわけではなく、au PAY カードやau PAY ゴールドカードでau PAY残高にチャージしても、ポイント還元の対象外だ。
だが、au PAY ゴールドカードなら、au PAY残高へオートチャージ設定をすると、チャージ額に対して基本1%のポイントがもらえる。さらに「ポイントアップリワード」の条件を達成することで、チャージ時の還元率を最大5%までアップさせることができる。その条件というのが以下の5つだ。ポイントアップリワードによる還元は月間1000ポイントが上限になる。
ただし、au PAY ゴールドカードを利用するには年会費1万1000円が必要だ。auやUQ mobileの契約者なら、au PAY ゴールドカードを持っていることで、毎月のスマホ料金で最大10%のポイント還元があるので、それを含めて利用することでメリットが得られるだろう。
なお、毎月5のつく日(5日・15日・25日)と8日の「たぬきの抽選会」の日に請求書支払いを利用すると、200円以上の決済で、1等3000ポイント、2等100ポイント、3等20ポイント、4等10ポイント、5等1ポイントのPontaポイントが必ず当たる。より得するために、決済日にも気を配りたい。
PayPayの請求書払いに利用できるのは、PayPay残高(PayPayマネー、PayPayマネー(給与)のみ)とPayPayクレジット。PayPayマネーへのチャージ方法は、銀行口座、コンビニATM 、Yahoo!フリマ・Yahoo!オークションの売上金などで、チャージによるポイント還元はない。PayPayクレジットでの支払いについても、残高チャージするのではなくクレジット支払いとなり、請求書払いはポイント還元の対象外だ。
とはいえ、請求書払いは「PayPayステップ」のカウント対象。前月に200円以上の決済を30回以上かつ10万円分の支払いをすることでポイント還元率が0.5%上乗せされ、PayPay加盟店でのいつもの買い物が、PayPay残高での支払いなら1%還元、PayPayクレジットでの支払いなら1.5%還元になる。PayPayの請求書払い自体ではお得感がないものの、PayPayステップの条件が達成しやすくなるというメリットがある。
また、支払い日を指定できる「支払い予約」ができるのが便利だ。なお、PayPayポイントは税金の支払いには利用できない。
楽天ペイの請求書払いは、楽天ペイ残高(楽天キャッシュより名称変更)で支払いができる。チャージ方法は「楽天カード」、楽天銀行を含む銀行口座、コンビニATM、楽天Edy、ラクマ売上金など。
加盟店で楽天ポイントカードを2回提示するという条件を達成することで、通常、楽天ペイ残高での楽天ペイの支払いが1.5%還元になるが、請求書払いはポイント還元の対象外。そこで楽天ペイ残高へのチャージでポイントを獲得する方法を検討してみた。
楽天ペイ残高にチャージできるクレジットカードは楽天カードだけだが、チャージによるポイント還元はない。楽天カードを持っている場合、楽天カードから楽天Edyにチャージすることで0.5%のポイント還元が得られる。その楽天Edyを楽天ペイ残高にチャージすることでポイントが獲得できる。
その他、楽天Edyチャージでポイントがたまるクレジットカード(リクルートカード、エポスカードなど)を利用することで、チャージによるポイントが得られる。楽天ポイントも支払いに利用できる。
ここまでの内容を以下の表にまとめたので参考にしてほしい。
公共料金の支払いでも最大1.5%還元! 私が「PayPay請求書払い」を使う理由【追記あり】
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