革新的なiPhone Duoだが、若干気になる点はある。
まず、カメラ機能はiPhone 18 Proの方が圧倒的に高い。
望遠レンズはないし、物理絞り機能を持つレンズもない。また、LiDARも省略されている。高度なカメラとしての機能は、iPhone 18 Proシリーズに委ねたという格好だが、これまで、Proシリーズを使っていた人にとっては、カメラ性能に不足を感じるかもしれない。価格は高いが「最上位機種」という扱いではなく、すみ分けたという感じだ。
また、本体は254gと、iPhone史上一番重い。複雑な形状になりそうなiPhoneケースを装着すると、さらに重量は増すだろう。
発表会会場の展示機には日本語キーボードが入っていなかったので触れていないが、幅の広いボディーでフリック入力キーボードがどう配置されるのかも気になるところだ。
iPhone 17 Proはアルミボディーにすることで放熱性能を大きく上げたが、iPhone Duoはチタンボディーで、さらに折りたたみ式であることで、熱がこもらないのかも心配だ。
iPhone Duoの40万円近い価格は高価ではあるが、従来のiPhoneとフォームファクターが変わることで活用できる領域も広がるかもしれない。まずはその価値があるのかを買って試してみたい。
閉じたときの扱いやすさ、開いたときにいかにコンテンツを楽しめるか、そして開く途中、折り曲げた状態での利用法の提案など、これまでのiPhoneにはない工夫がたくさん盛り込まれている。
その創意工夫の数々がiPhone Duoの魅力だ。それを読み取るのがとても楽しい。
上記で紹介した他にも、まだまだ興味深い点がある。発熱が少なく非常に高い処理能力を持つA20 Pro、その熱をフレームに巧みに逃がすベイパーチャンバー、折れ曲がる2つのボディーそれぞれに巧みな形で仕込まれた金属ケースで密封された2つのバッテリー、薄さと軽さを実現するチタニウムのフレーム……。
iPhone Duoは技術革新とデザイン的熟慮の塊だ。実物を手にして、Appleのアイデアを一つ一つひも解いていく日が楽しみでならない。
(取材協力:Apple Japan)
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